ロックダウン効果か、感染者数が減ってきているようです。
ロックダウンが経済だけでなくビザ申請者にも影響
このロックダウン、日本の場合は、現行憲法に抵触するので難しいというのが政府見解のようです。(菅首相コメント 産経ビズ2021年8月25日)実はNZでも、去年このロックダウンでひと悶着ありました。私が履修した法学の最終試験でも出題されたのですが、去年3月26日から4月3日までのロックダウンに関して、違法ではあるけれども正当であるという高等裁判所の判断が出たのです。
ロックダウンは諸刃の剣です。NZ全土でレベル4ロックダウンに入ると経済的損失は1日2億9千万ドル。日本円で226億円との試算があり、(NZ Herald(8月18日)感染者減少の陰でたくさんの経営者が泣いているのかと思うとやり切れません。私が住んでいるところはレベル3なのですが、街は相変わらず閑散としており、感染者がいないのだからすぐにレベル2に下げればよかったのにと素人考えながら思ってしまいます。また、ビザ申請の観点から言えば、切ないのはビザ申請者も同じとも言えます。申請のタイミングによっては、郵送申請については受理さえされていない状態だからです。
ロックダウン中のビザ審査についてのアップデート
郵送申請の受付オフィスがオークランドにあるため、レベル4発令中は、スタッフの立ち入りが出来ない状態です。そのため、ロックダウン中は、技能移民、Residence from workについては、審査官の割り当てはゼロです。申請受理についての作業は、レベル3に下がってから。しかし、オフィスに送られた申請は、Courierの配達記録を基に申請受理日を前にさかのぼって記録、Interim visaについても同様にBackdateされる模様です。ここで気を付けなければいけないポイントは、Medicalやパスポートなど、申請に最低限必要な書類が揃っていないと受理されず、Interim visaもBackdateされない可能性があることです。
以下、移民局が発表している現在審査されているオンラインビザ申請です。
- 入国許可申請
- エッセンシャルスキルズワーク
- Work to Residence
- パートナービザ(短期、永住権両方)
- Post study work visa
- 学生ビザ
- 観光ビザ
- セクション61(不法滞在者向けビザ発給要請)
また、現在、週30時間を下回って給料が振り込まれている方へ。ビザ発給条件は、30時間以上のフルタイムのため、例えば、時給$25の方が、30時間分を下回るWage subsidyの$600しかもらっていない場合は、通常はビザ発給違反になります。しかし、本日9月2日のアドバイザー向けメールでは、ロックダウンなどアラートレベルの影響で、ワークビザで30時間を下回るお給料の場合でもビザ発給違反とはみなさないことが言明してありました。
しかし、ここで気を付けて頂きたいのは、それが与える永住権審査への影響については言及していないことです。Wage subsidyを受領している=40%の売り上げダウンということで、例えば、雇用が持続可能かについても審査対象である技能移民永住権申請では、これがどう響くのかは未知数であります。実際、私が担当させて頂いた技能移民申請のケースでは、Wage subsidyを受け取っていることで経営的に厳しいのではないかと審査官に指摘されました。
フットワークの軽さが身を助けるかも
先日、移民アドバイザー、弁護士向けのNZQA主催のウェビナーに参加したのですが、8月17日より、職歴を基にして単位認定をしてもらったNZ国外の学位について、審査が厳格化されることが突然発表されました。同じように、ビザルールや審査方針が、状況に応じて、良くも悪くもすぐに変わります。この頃、(この人は、もっと早くうちに相談してくれたら状況が違っていたのに。)と思うことが多々あります。アラートレベル3,4で自宅待機の方が多いと思いますが、この機を有効活用して、先手を取って、出来ることを進めておくことをお勧めします。
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(9月2日執筆)
- Aki Yamasaki
- New Zealand Visa Partner Limited(ニュージーランドビザ申請代行センター)代表。NZ政府公認・移民アドバイザー(Licence No. 201701307)/NZ公認教育カウンセラー。カンタベリー日本人会協賛会員。Google Review 5.0。
- ニュージーランド移住27年目、移民アドバイザー歴9年目。TOEIC満点、英検1級。Master of Business Lincoln Uni、Bachelor of Social Science (心理学) Waikato Uni,、移民法最高学位GDNZIA等15学位を取得し、現在も大学院ロースクールで法律を学ぶ。
- 一般的なビザ申請だけでなく、申請却下歴、犯罪歴、移民保護裁判所などの困難な案件にも対応。移民法に基づく法的助言、申請代行、移民局との交渉、面接同席、弁論書作成等一貫して担当する。却下後の不服申立て、犯罪歴・病歴を伴う案件、移民大臣による特別な例外許可を求める案件、さらに弁護士や他の移民アドバイザーでもビザ取得に至らなかった案件についても、ビザ発給へ導いた実績を有する。 コロナ禍でビザ許可率が低下していた時期に、かつ素行要件にも抵触していた2件のビザ申請を除き、これまで受任したビザ申請の成功率は100%。評判の高い移民アドバイザーや留学エージェントからも案件の紹介を受けている。
- 法律分析と移民局への弁論書に定評あり。本気でニュージーランドのビザ取得を目指し、「応援したい」と思える案件のみ厳選して受任。弊社で申請代行可能かどうかの査定は無料。
- NZ国内外オンライン対応
- 営業時間 平日 NZ時間 9:00~18:00
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