先月、私が大好きなクライストチャーチに出張に行きました。
移民局のホームページの情報だけでは足りない事も
その際に立ち寄ったラーメン屋の店長さんから「いつもコラム読んでいて、スタッフにも読むように勧めてます。」と有難いお言葉を頂きました。(ただ読者の方に注意して頂きたいのは、これはあくまでコラムであり、法的アドバイスではないことです。)
NZは日本と違い、コモンローの国。大陸法よりも、判例がより大きな法的拘束力を持ちます。その結果、基本的に法律の条文は簡素化されていて、補完する目的で判例に頼る部分が多いとも言えます。つまり、答えが複数個存在し、絶対的な正解がない場面が多々あると言っても過言ではないように感じるのです。(移民法に関しての解釈も) そのため、必要に応じて過去の判例など、さまざまな情報を多角的に分析し、万全の準備をしています。この工程が興奮するのですが。
移民大臣に質問をぶつけてみた。
最近、興奮したことといったら、目の前にいるKris Faafoi移民大臣に、直接質問したことです。にこにこと誠実に回答されていたのが印象的でした。他の方がされた質問も含め、以下、骨子を列記致します。
- 質問
- NZ平均時給が$27に上昇したが、現在の不況下でも、この新時給をビザ審査に導入するのか?
- 回答
- 検討中。
- 質問
- 来年から予定されているワークビザ改正は、行われる予定か?
- 回答
- 検討中。
- 質問
- 永住権申請中に職を失った方に対して、何か救済措置の予定はあるか?
- 回答
- 今のところ考えていない。
- 質問
- 永住権申請の審査が遅延しているが、移民局としては何か遅延を解消するための対策を講じる予定はあるのか?
- 回答
- 現在、テクノロジーの導入を含め検討中。
- 質問
- 現在移民局は、来年、国境を完全再開することで動いているのか?また、来年再開されず、再来年に延長される可能性はあるのか?
- 回答
- 国境を再開するか否かは私が単独で決めることではない。私見だが、ワクチンがNZ国民にいきわたり、万全の体制との確証が持てた時に再開されると思う。
$25.50未満のJobに必要なSkills Match Report (SMR)
エッセンシャルスキルズワークビザ(WK)申請で、ポジションがLower paid(現行は、時給$25.50未満)の場合に必要なSMRのプロセスが10月7日から変更になりました。ビザ申請する際のポジションが、その職に就けるNZ人やNZ永住者の人材が多いか(oversupplied)、少ないか(undersupplied)、またはそれ以外かの3つに分かれることになりました。
- Oversupplied(例 Café worker, kitchenhand, waiter)の場合は、SMRが発行されなくなります。
- Undersupplied (例 看護師、電気技師、ワインメーカー。地域によって異なる)の場合は、SMRが必要なくなります。
- 上記いずれかに該当しないポジションの場合は、引き続きSMRを提出する必要があります。
- 上記、1と2に該当するポジションは、Work and Incomeのページにて確認できます。
- (リストは、3か月毎に見直されます。)
この件について移民局に問い合わせると、Oversuppliedリストに載っているポジションは、NZ人、永住者の該当者がいると認定されているため、通常時よりも、該当者がいないという証拠を多く提出する必要があるとの回答。 また、アドバイザー向けのメールには、Oversuppliedに該当するポジションで、時給$25.50未満で申請する場合は、ビザが発給される可能性は低いとあります。
今年12月31日までに失効するWKビザは、NZ国内滞在者のみ、6か月間延長されました。(該当コラム)このSMRのプロセスは、少なくとも2021年初め位までの臨時措置となっております。そのため、現時点では、この変更による影響は軽微だと考えますが、この措置が延長された場合は、NZ平均時給未満で、Oversuppliedに認定された方によるビザ申請への影響を懸念しております。
本コラムは一般的なビザ、移民法等の情報提供で、法的助言を目的としていません。本コラムの内容等に起因する損害について、執筆者及び弊社NZVPは一切の責任を負わないものとします。内容の無断転載は禁止します(10月8日執筆)
10月13日追記
早ければ今年11月より、一部の学生の入国が開始されることが発表されました。
ただ、対象になるのは、条件を満たした博士号と修士号の大学院生のみと限定的です。
この流れにのって、他の留学生の受け入れを拡大してくれることを期待しております。
- Aki Yamasaki
- New Zealand Visa Partner Limited(ニュージーランドビザ申請代行センター)代表。NZ政府公認・移民アドバイザー(Licence No. 201701307)/NZ公認教育カウンセラー。カンタベリー日本人会協賛会員。Google Review 5.0。
- ニュージーランド移住27年目、移民アドバイザー歴9年目。TOEIC満点、英検1級。Master of Business Lincoln Uni、Bachelor of Social Science (心理学) Waikato Uni,、移民法最高学位GDNZIA等15学位を取得し、現在も大学院ロースクールで法律を学ぶ。
- 一般的なビザ申請だけでなく、申請却下歴、犯罪歴、移民保護裁判所などの困難な案件にも対応。移民法に基づく法的助言、申請代行、移民局との交渉、面接同席、弁論書作成等一貫して担当する。却下後の不服申立て、犯罪歴・病歴を伴う案件、移民大臣による特別な例外許可を求める案件、さらに弁護士や他の移民アドバイザーでもビザ取得に至らなかった案件についても、ビザ発給へ導いた実績を有する。 コロナ禍でビザ許可率が低下していた時期に、かつ素行要件にも抵触していた2件のビザ申請を除き、これまで受任したビザ申請の成功率は100%。評判の高い移民アドバイザーや留学エージェントからも案件の紹介を受けている。
- 法律分析と移民局への弁論書に定評あり。本気でニュージーランドのビザ取得を目指し、「応援したい」と思える案件のみ厳選して受任。弊社で申請代行可能かどうかの査定は無料。
- NZ国内外オンライン対応
- 営業時間 平日 NZ時間 9:00~18:00
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