こんにちは。2024年5月よりオークランドに滞在中のMoricoです。私はワーホリビザで滞在していますが、半年間語学学校に通うと決め、最初の5週間はジェネラルイングリッシュコースで勉強し、その後IELTSコースへ変更しました。今回は語学学校でのIELTSの学習についてお伝えしたいと思います。
IELTSとは?
日本ではあまりなじみがないですが、IELTS(International English Language Testing System)は世界的には非常に有名な英語4技能検定テストで、英語圏への留学、移住、就労等に必須でスコアは2年間有効です。AcademicとGeneralの2種類があり、前者は主に大学や大学院への入学資格や特定技能資格の取得、後者は移住、就労で必要となります。ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの各スキルにおいて1〜9(0.5刻み)で評価され、各スキルのバンドスコアと総合評価のオーバーオールスコアが示されます。Academic IELTSは大学の講義やレポート課題等に対応できる英語力に焦点を当てているので、General IELTSよりアカデミックな語彙力と文章構成が各分野において求められます。
IELTSコースを履修するにあたって
私が通学していた学校のIELTSコースは誰でも履修できるわけではなく、英語のレベルがB1以上の生徒のみでグラマーは一定レベルに達していることが受講条件でした。事前に簡単なプレテストを受け、レベル別にクラス分けされます。IELTSコースでは実際のIELTS試験でより高いスコアを取るための“技術習得”が目的となります。
IELTSクラスでの勉強
私はバンドスコア4〜5のクラスで12週間、5〜6.5のクラスで9週間勉強しました。最終的にはUpper Intermediate(B2)相当、オーバーオール6.0程度のスコアが見込めるレベルで卒業しました。私の学校では基本はテキストに沿って学習していきます。問題を解く時間もありますが、例えばリスニングでは「設問ごとに何に注意して聴けばよいか」、ライティングなら「いくつのパラグラフに分けてどのように書き進めていくか」についてペアやグループでディスカッションする時間もあるので、板書がメインの日もありますがクラスメイトと会話する時間もきちんとあります。また、全6週のタームのうち1〜4週目までは毎週1技能ずつテストがあり、5週目は1日かけて4技能全てについての模擬テストを受けました。現時点でどのバンドスコアなのか担任の先生から定期的にフィードバックをもらえるので、自分の成長と改善点を知ることができ勉強の励みになりました。宿題もありましたし、本気でスコアをのばしたいのであれば、自己学習も大切です。先生方も優しく熱心で、家で書いたライティングエッセイの添削などもしてくれました。
学生のモチベーションの違い
私がIELTSコースで出会った学生の多くは、今後のキャリアアップや海外の大学や大学院に入る目的でIELTSを学んでいました。私も、今後英語力の証明が必要となる可能性があったためIELTSに挑戦しようと決めました。また、履修期間中は高い出席率が求められることもあり、履修する明確な目的や目標とするスコアがないと継続するのはなかなか厳しいかもしれません。それゆえに、ジェネラルイングリッシュコースよりも学生のレベルやモチベーションは高いと感じました。
今回は語学学校でのIELTSコースでの様子をお伝えしました。しっかり腰を据えて英語に向き合いたい方や、今後の人生にIELTSが必要な方にはおすすめです。一方で、友達作りや情報交換、コミュニティを広げる目的で語学学校に通おうと思っている方にIELTSコースは個人的にはおすすめしません。