「ワーホリ」「ギリホリ」など略語ができるほど一般化している「ワーキングホリデー」は、一体どんなビザなのでしょうか?
特殊なビザ
普通ビザというと「観光ビザ」「就労(ワーク)ビザ」「学生ビザ」などある目的のために発行される一時滞在ビザを思い浮かべます。一番取得回数の多いのは「観光ビザ」ではないでしょうか?「永住権」も実は「永住ビザ」であり、永久に住むことができる許可証です。そうゆう意味では、この「永住ビザ」も特殊なビザですね。
話を元に戻して、「ワーキングホリデービザ」って何を目的にしているビザなのでしょうか?
文化交流
ワーキングホリデーとは、二国間の協定に基づいて、青年が異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために行っての就労が認められている特別なビザということです。そう「休暇」を楽しんでほしいというが大前提みたいです。そのため、ニュージーランド大使館や労働省などにかけあっても、ワーキングホリデーメーカーへの仕事斡旋などは行ってくれません。
どこの国にいけるの?
日本のパスポート保持者は、以下の国と日本がワーキングホリデー協定を結んでいますので、条件を満たせば、ビザの取得が可能です。条件は各国によって異なります。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- 韓国
- フランス
- ドイツ
- イギリス
- アイルランド
- デンマーク
- 中華民国(台湾)
- 香港
- ノルウェー
ワーキングホリデービザを使用して現地に滞在できる期間は、一般的に一年ですが、条件付きで延長が可能な国があります。各国でワーキングホリデービザの取り扱いは少しずつ異なりますので、行きたいと思ったところのワーキングホリデー制度について調べるといいでしょう。
特に、カナダやオーストラリア、フランスなどは発行人数の定員数が決まっていたり、イギリスは抽選などで必ずしも申請すれば取得できるというビザでない国もありますので、注意が必要です。
ニュージーランドは最初のワーホリに最適
このように、いろんな国にワーキングホリデーに行けますが、外国に住むというのは何かと大変です。文化の違いや道徳観の違い、ミスコミュニケーションによる行き違いなど、想像してないようなことからトラブルへと発展することもあります。英語圏の中でも特に安全性の高い国であるニュージーランドは、人種的にも穏やかな国ですので、「ワーキングホリデー最初の国」として、おすすめの国です。
ビザ申請から入国
ニュージーランドのワーキングホリデービザは、現在オンライン申請となっています。
ニュージーランド移民局の申請フォーム https://www.immigration.govt.nz/secure/Login+Working+Holiday.htmから、申請することになります。申請料金は無料。
その後、指定の病院で胸部レントゲン検査を受けることになります。検査結果は病院から直接移民局に送られます。申請から15日以内に病院からレントゲン結果が届かないといけませんので、病院の予約など注意が必要です。レントゲン結果送付から取得までの期間は、約2週間とのことです。その経過は、先ほどのサイトから確認できます。
航空券は片道でも大丈夫。ビザ発行日から12ヶ月以内に入国しなければなりません。そして入国したその日から1年間の入国許可がもらえます。その間にニュージーランドを離れている期間があったとしても、その分延長されることはありませんので、ご注意ください。
仕事と学校
先のとおり「仕事」メインのビザではないので、以前は「3ヶ月を超えて同じ雇用主の下で働くことはできない」という法律がありましたが、今はそれは「12ヶ月を超えて〜」に変更されています。それでも1年を超えてはならないので、是非休暇を楽しんで欲しいと思います。そして、語学学校へは6ヶ月以内であれば通学可能です。通算6ヶ月です。語学学校に通う場合は、「海外旅行保険」の加入が義務付けられていますし、日本の医療保険が効かない海外では、医療費の負担は高くなりますので、ワーキングホリデー期間中の保険の加入がいいでしょう。
ニュージーランド移民局 http://www.immigration.govt.nz/
留学に関するお問い合わせ NZdaisuki.com education@nzdaisuki.com
海外旅行保険に関するお問い合わせ NZdaisuki.com insurance@nzdaisuki.com