こんにちは。2024年5月よりオークランドに滞在中のMoricoです。
ニュージーでの生活も残りわずか。今回は「結果的になくても大丈夫だった」と個人的に思ったものについてご紹介します。
着なかった洋服
日本から持って来たのに全く着なかった洋服が結構ありました。まずは夏服ですが、薄手だから荷物にならないだろうとTシャツをたくさん持ってきましたが、正直3〜4枚を着まわしていたのでそれで十分でした。かさばる冬服は厳選して持って行きましょう。私はセーターの他、羽織る物で調節しようとジャケット2着、厚手のパーカー1枚、ニットのカーディガン1枚、ウルトラライトダウン1着、フリース1着を持ってきました。オークランドの冬の寒さは日本よりは厳しくないですが、家に暖房がない場合が多いので、部屋着としてフリースやパーカーは重宝しました。外出時はセーターにウルトラライトダウンだけでしのげました。春と秋はあってないようなもの…。日本では春・秋に着ていたジャケット2着も必要ありませんでした。また出国前、パーティードレスやパンプスなども持って行くといいと言われたのですが、正直これは各自の現地での過ごし方によると思います。もし必要になったら購入できますし誰かが貸してくれるかもしれません。また仮にオフィスで働くことになってもカッチリとした服装でなくても大丈夫だと思います。念のためにパンプスを一足持って来ましたが履く機会はありませんでした。ただ下着や肌着、特にユニクロ製品(ヒートテックやエアリズムが好きな方)は余分に持ってきてもいいかもしれません。ニュージーにユニクロはありませんので。
安く服を買うコツ
ニュージーには慈善団体などによって運営されるセカンドハンドショップやリサイクルショップが多くあります。自分が使わなくなったものでも誰かが使うかもしれないという考えが根付いています。正直質の悪いものもありますが、まだまだ着られそうなものも結構あります。私も仕事で黒のTシャツが必要になり、新品にこだわる必要もなかったのでセカンドハンドで1枚1〜4ドルで数枚購入しました。フレアマーケットではよりデザイン性があって状態のいい洋服も売られていました。

ポータブルファン
日本の夏には欠かせなくなったポータブルファン。ニュージーも暑いと聞き念のため持って来たのですが使いませんでした。確かに夏は暑いですが、蒸し暑い感じではなく陽射しが強いだけ。「うだるような暑さ」ではありません。外にいても日陰と自然の風で意外と暑さはしのげました。

調味料
使わなかったというより現地で購入できます。料理する頻度は多かったですが日本風の味付けの料理はあまり作らなかったので、日本から持参した250mLの醤油を使い切るのに10か月かかりました。ジャパンマートやアジア系スーパーでも日本の調味料は買えますし、飲食店で働いたら賄が出て自炊する機会も少なくなるかも…日本からわざわざ荷物を重くしてまで調味料を持ち込む必要はないと思います。
家電も最低限で生きていける
炊飯器無し・レンジ無し・トースター無し生活をニュージーで約9か月続けてきましたが何とかなります。よく、「鍋で炊飯なんて面倒だしうまくできるか分からない」とか、「電子レンジなしでどうやって温め直すの?」という声を聞きますが、鍋で炊飯は結構簡単です。パンもフライパンにクッキングシートを敷いて焼くか、オーブンがあればそれで焼けますよね。確かに電子レンジがないことでレンジ加熱専用の食品は買えませんし時短料理ができない欠点はありますが、作り置きした料理は鍋に移して火を入れ直す、冷凍したごはんは蒸す。手間はかかりますが慣れれば不自由は感じませんでした。
日本での“超”便利な生活に慣れてしまうと海外生活では、あれもない、これもない、と『無い』ことばかりに目が行きがちですが、一旦『あるもので何とかしよう』という意識にスイッチすると、洋服、日用品、生活家電など必要最低限のもので暮らせることに気付きます。ちょっとした生活の知恵と工夫で快適に暮らせるようになることを学ぶいい機会にもなりました。




