語学学校のメリットとデメリット
ニュージーランドで語学学校に通うことは、多くのメリットとデメリットがあります。この記事では、それぞれの観点から語学学校の利点と課題についてまとめます。ワーホリ・留学を検討している方々にとって、参考になれば幸いです。
まず、語学学校のメリットについて見ていきましょう。
メリット
1. 国際交流ができる
語学学校では、世界中から集まった留学生と一緒に学ぶ機会があります。異なる文化や価値観を持つ人々と交流することで、視野が広がり、国際感覚が養われます。将来的に国際的な仕事をしたいと考えている人にとって、非常に貴重な経験となるでしょう。オークランドの語学学校では特に、タイ人・サウジアラビア人・ラテン系の人が多くいるのが特徴です。
2. 英語力が上がる
語学学校では、文法、リスニング、スピーキング、ライティングなど、バランス良く英語力を向上させるプログラムが提供されます。日本の学校ではリーディング・文法をメインにしか学べないケースが多くこれは大きなメリットと言えるでしょう。また、授業以外のランチタイム・スクールアクティビティでも英語を使う機会が増えるため、実践的な英語力が身につきます。
3. 仲間の成長が励みになる
同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことで、お互いに刺激を受け、成長を促進し合うことができます。仲間の進歩を見ることで、自分も頑張ろうという意欲が高まります。共に学び合う環境は、モチベーション維持に大いに役立ちます。私の場合、半年間語学学校にいましたが、最初の一か月目で知り合った友達がgoogle翻訳を多用しながらではないとしゃべれなかったのに、卒業間際にお互い流暢に会話することができるまでに成長して、とても感動しました。
4. 友達が作りやすい
語学学校では、授業だけでなく、課外活動やイベントも充実しています。こうした活動を通じて、自然と友達が作りやすい環境が整っています。異国での生活は孤独を感じることもありますが、新しい友達ができることで、楽しく充実した時間を過ごすことができます。
続いて、語学学校のデメリットについても触れてみましょう。
デメリット
1. バイトがやりづらい
語学学校のスケジュールは比較的タイトなことが多く、アルバイトとの両立が難しい場合があります。特に、授業時間が固定されているため、フレキシブルな働き方が求められるバイトを見つけるのは容易ではありません。留学中の生活費をアルバイトで賄う予定の人には、この点が大きな課題となります。また、長期間学校に通った後ではビザの期限も当然短くなるので、仕事探しはより難しくなるでしょう。
2. シンプルにコストが高い
語学学校の学費や生活費は、決して安くはありません。ニュージーランドの物価も考慮すると、留学全体のコストはかなりのものになります。半年通う場合は、学費だけで80万円近くいくこともあります。経済的な負担が大きいため、留学前にしっかりとした資金計画が必要です。
3. マンツーマンよりは効果が低い
グループレッスンは、他の生徒と一緒に学ぶため、講師の注意が全員に均等に行き渡るわけではありません。一方、マンツーマンのレッスンでは、個々のニーズに合わせた指導が受けられるため、より効果的に学ぶことができます。グループレッスンでは、その点がやや劣ると感じるかもしれません。特に日本人は文法が得意だけどリスニングやスピーキングが弱いというケースが多いのです。そのため、授業で学ぶ文法の話はすでに知っている話なので退屈に感じる一方で、リスニング力が低いためうまく話を理解できなかったり、グループトークができなかったりするという状況が多いようです。逆にサウジやタイの人はスピーキングができるのに文法が苦手な生徒が多いのですが、こういった得手不得手がバラバラな生徒をひとまとめに授業を行うので、あなたにとって最適な授業になるとは限らないということは覚えておきましょう。
4. 先生の当たり外れがある
語学学校では、国籍年齢ともに多様な講師が教鞭を取っています。
中には、自分に合わない教え方やスタイルの講師に当たることもあります。講師の質によって、学習効果が大きく左右されるため、これも考慮すべきポイントです。
ほとんど先生が一方的にしゃべるばかりでこちらに話す機会がなかったり、しゃべるスピードがものすごく早い講師だと全く理解できなかったりします。
結論
以上のように、ニュージーランドの語学学校には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。自分の目的や状況に合わせて、メリットとデメリットを慎重に検討し、最適な選択をすることが重要です。