ニュージーランドの高校は留学生の受け入れシステムが確立され、安心して勉強できる環境が整っています。しかし日本の高校とはどのような点が違うのでしょうか?ニュージーランドの高校生活に関するよくある質問を、NZdaisuki.comスタッフがQ&A方式でお答えします。
Q1. ニュージーランドの高校の基本的な時間割を教えて!
高校によって異なりますが、一般的に8時30分~15時30分の間に授業が組まれます。毎朝、授業開始前にフォームクラスと呼ばれる10~15分間のホームルームが行われ、出欠の確認や連絡事項の伝達が行われます。ただし学校によってはフォームクラスが朝一ではない場合もあります。
フォームクラスの後は授業ごとに教室を移動します。1教科は50分~1時間で、休み時間は午前中にモーニングティーと呼ばれる小休みを10時30分頃から15~20分ほど、その後13時30分頃から30分~1時間ほどお昼休みがあります。
Q2. 日本の高校にはない教科はあるの?
ニュージーランドの大学進学率は約60%。そのため卒業後すぐに働けるよう、実践的な技術を身につける教科も多くあります。例えば経営学、会計学、心理学、観光学、接客サービス、コンピュータ、演劇、野外教育、英語以外の言語(日本語、中国語、スペイン語、フランス語など)、農業、園芸、写真、ダンス、調理、被服、幼児教育、自動車整備といった教科です。
Q3. 留学生の必須科目とおすすめの選択科目を教えて!
Year 11は英語(ESOL)と数学が必須科目、Year12・13では英語(ESOL)を必須科目としている高校が多いです。生徒の英語力によっては英語の授業を多くとる必要があります。
ニュージーランドの大学進学を目指す場合は、大学入試資格を取得するため、Approved subjects(認可教科)を3科目以上、選択しなくてはなりません。また、進学する学校の規定で履修しなければならない教科もあります(例:化学や物理など)。どの教科を選択するかは希望する進路に合わせて、学校のキャリアアドバイザーと相談しながら決めましょう。
おすすめの選択科目は、日本語、接客サービス、写真など。これらは日本の高校にはない科目ですが実践的な授業内容で、比較的単位がとりやすいことが利点です。
Q4. 休み時間はどのように過ごしたらいいの?
授業と授業の間は、教室の移動やトイレの時間となります。モーニングティーやお昼休みは自由時間なので、スナックやお弁当を食べたり、友達と校庭で遊ぶのもいいでしょう。
Q5. 部活動はあるの?
ニュージーランドにも部活動はありますが、毎日のように朝練や放課後の活動をする日本とは違い、練習は週2~3回程度です。希望があれば自主練も可能ですが、部活だけではなく、勉学もしっかり行うように配慮されています。また、スポーツ系の部活には季節限定のものもあり、掛け持ちもできます。
Q6. 中間テストや期末試験はあるの?
1年を通して課題や試験があり、学期によっては試験期間が設けられます。大きな試験期間は11~12月に行われるNCEAの全国統一試験です。
Q7. 授業の進め方や勉強方法は日本とどう違うの?
学校により異なりますが、日本のような「詰め込み式」ではなく、教師と一緒に授業を作っていく形で、生徒にも自主性が求められます。ただ座って授業を聞いていればいいわけではなく、説明を受けた後に自分で課題をこなしていかなければなりません。わからないことがあれば積極的に自分から質問する姿勢も大切です。
Q8. クラスは何人制? また、クラス替えはあるの?
クラスの人数は学校、教科によって変わります。フォームクラスは30~40名が主流で、1年間同じです。教科によってクラスメートは異なりますが、こちらも1年間同じクラスメートで、翌年になっても同じ教科をとっていればクラスメートの顔ぶれが変わらないこともあります。
Q9. ステイ先から高校への交通手段は?
高校によって異なりますが、スクールバスもしくは公共交通機関を利用します。ホームステイの場所によっては徒歩で学校まで行ける場合もあります。
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