ケンブリッジ英検ってどんな試験？

詳細: カテゴリ: 留学; 2017年09月04日; NZdaisuki.com編集部; 4025

ニュージーランド留学の成果を証明する英語検定。IELTSやTOEICのほか、ケンブリッジ英検という英語検定もあり、こちらも世界で通用する資格となります。ではケンブリッジ英検とはどのような試験なのか、NZdaisuki.comスタッフがQ&A方式でご紹介します。

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Q1. ケンブリッジ英検の概要について教えて！

ケンブリッジ英検とは、英語を母国語としない受験者を対象にしたケンブリッジ大学の一部であるケンブリッジ大学英語検定機構が開発し、英語をコミュニケーションのツールとしてどのように使うことができるかを測定する試験です。

ケンブリッジ英検の種類は数多くありますが、広く知られているのはメイン・スイート試験です。メイン・スイート試験は5段階に分かれており、上からCPE, CAE, FCE, PET, KETとなっています。その他英語試験との比較は下記を参考にしてください。

CPE: 英検１級以上、IELTS 8.0+、TOEIC 950+: 目安：最上級レベルとなりネイティブレベルの英語力
CAE: 英検１級、IELTS 6.5-7.5、TOEIC 900-950: 目安：仕事で英語を使用するプロフェッショナル、各大学の入学条件
FCE: 英検準１級、IELTS 6.0-6.5+、TOEIC 800-900: 目安：中級英語を使って仕事や留学をする
PTE: 英検3級-準2級、IELTS 4.5、TOEIC 350-430: 目安：英語圏で日常生活が送れる
KET: 英検3級、IELTS 4.0、TOEIC 350-380: 目安：英語での基礎的なコミュニケーションが取れる

試験は英語の４技能（リスニング、リーディング、ライティング、グラマー）からなり、試験のレベルにより試験構成と試験時間が異なります。結果はA~Eの5段階での合否判断でありA,B,Cは合格、D,Eは不合格です。また、資格に有効期限がないので、合格すれば生涯使うことができる資格となります。

Q2. ケンブリッジ英検の受験はどんな人におすすめなの？

将来英語を使った仕事につきたい方、英語の国際資格を取りたい方、英語圏で留学、生活されたい方、英語4技能を効率的・総合的に伸ばしたい方、におすすめです。

Q3. ケンブリッジ英検に合格するとニュージーランドや日本、またほかの英語圏の国々でどう役に立つの？

ニュージーランドでは2016年11月21日から技能移民部門の永住権申請において英語能力証明テストのスコア提出が必須となりました。この証明テストの中にケンブリッジ英検が含まれ、FCE176以上あれば英語能力証明として利用することが可能です。（＊永住権申請に使う場合は申請日よりも過去2年以内のものの提出が必要です）

また、ニュージーランドの大学や各専門学校でも入学時の英語能力証明として使用することが可能です。（この場合主にCAEもしくはCPE）

日本では2020年度からの新しい大学入試で、英語4技能重視の方向で議論が進んでおり、民間の英語4技能試験の活用案が提示されています。また学校によってはケンブリッジ英検を入試の英語能力証明として認定する大学も拡大しています。もちろん外資系企業では英語能力証明として利用することができます。

そのほか、オーストラリアやアメリカ、イギリスなどの英語圏でも、大学入学時の英語能力証明や、就職に利用できる資格となります。