現在ニュージーランドで働いている森さんが、留学のために初めてニュージーランドを訪れたのは2006年のこと。当時の経験が自信につながっているという森さんに、ニュージーランドの高校生活についてお話を伺いました。
※森さんのお母様のインタビュー記事は、こちらから!
Q1. 留学しようと思ったきっかけは何ですか?
一言で言えば、日本の生活が合わなかったからです。日本が嫌いだったというわけではありませんが、当時の生活リズムが自分のペースに合っていなかったんだと思います。いつの間にか「逃げたい」と悩むようになって、「そんな弱い自分を変えたい」と思うようになった。それで少ない知識の中から導き出した答えが「海外に行けば何か変わるのではないか」ということでした。そんな漠然とした思いから決意した高校留学でしたが、今はそれが正解だったと自信を持って言えます。
Q2. 留学したいと打ち明けた時の周囲の反応は?
 両親には反対されました。海外経験が一切なく、授業で習う英語すら苦手だった娘を心配するのは当たり前ですよね。だから「海外で自分を変えたい」という気持ちと自分の現状を正直に伝え、話し合いの末、翌年からの留学が決定したんです。
 両親には反対されました。海外経験が一切なく、授業で習う英語すら苦手だった娘を心配するのは当たり前ですよね。だから「海外で自分を変えたい」という気持ちと自分の現状を正直に伝え、話し合いの末、翌年からの留学が決定したんです。
Q3. なぜニュージーランドだったのでしょう?
当時は物価が安いということで、両親のすすめがあったからです。今では物価も上がってきてしまいましたが、実際に渡航してみるとほかにも魅力はたくさんあるなと感じました。まずは、たくさんの移民が暮らしている国であるということ。それから日本ほど人口が多くなく、誘惑も少ないのでほどよく勉強に集中できる環境が整っているということ。なにより、ニュージーランドでは時間がゆっくり流れているような気がして、当時の私にはとても合っていたようです。
Q4. 留学生活中で一番思い出に残っていることは?
 最終学年に上がる時に経験した「Year13キャンプ」です。これが本当に辛かった。私が通っていた学校では、最終学年に上がる時、グレートバリアアイランドまで行って3泊4日のキャンプをすることになっていました。任意参加ですが、「Peer Support Programme」の一環で下級生をうまくサポートする方法や、それに役立つアクティビティーなどについて学ぶ機会でもあるので、大半の生徒が自主的に参加します。
 最終学年に上がる時に経験した「Year13キャンプ」です。これが本当に辛かった。私が通っていた学校では、最終学年に上がる時、グレートバリアアイランドまで行って3泊4日のキャンプをすることになっていました。任意参加ですが、「Peer Support Programme」の一環で下級生をうまくサポートする方法や、それに役立つアクティビティーなどについて学ぶ機会でもあるので、大半の生徒が自主的に参加します。
毎日ひたすら山登りをして、数少ない休憩中や夜にも体を動かすアクティビティー。同じグループに友達がいないだけでなく留学生も私一人だったので、参加前は不安でいっぱいでした。でもそれはある意味行動力を身に付ける非常に良い機会でもあります。テントが一緒になった子やアクティビティーで関りがあった子には積極的に声をかけて、できるだけ距離を縮められるように努力しました。
たった3泊4日ではありますが、共に過酷な日々を乗り越えた仲間。その時友達になった子たちとは、今でも付き合いがあります。
Q5. 最初から授業は全部英語で?
 渡航してすぐに現地の高校に通い出したので、最初から全部英語です。英語力もほぼゼロの状態での入学だったので、最初のうちは宿題を出されたことすらも分かりませんでした。理科の授業では「試験管(Test Tube)」を取ってくるように言われ、それが聞き取れず「ティッシュ(Tissue)」を持っていってしまったりもしましたね。今なら笑える失敗談です。
 渡航してすぐに現地の高校に通い出したので、最初から全部英語です。英語力もほぼゼロの状態での入学だったので、最初のうちは宿題を出されたことすらも分かりませんでした。理科の授業では「試験管(Test Tube)」を取ってくるように言われ、それが聞き取れず「ティッシュ(Tissue)」を持っていってしまったりもしましたね。今なら笑える失敗談です。
でも、ニュージーランドの高校にはESOLという留学生のための英語の授業があったりするので、英語力に多少の不安がある人でも大丈夫。あとは本人のやる気と努力次第です。もちろん、最初からできているに越したことはありません。
Q6. 英語が分かるようになってきたのはいつ頃ですか?
 これはかなり個人差があると思いますが、私の場合は3~6カ月ほどが経った頃だったと思います。最初こそホストファミリーとも意思の疎通が難しいほどでしたが、3カ月ほど経つと大体何を言われているのかは分かるようになっていましたね。ただ、スピーキングはまだまだ。授業の内容が把握できるようになり、簡単なことなら自分の気持ちを伝えられると感じ始めたのが6カ月目頃のことだったと思います。そこから壁にぶつかったり挫折を味わったりしつつ、1年後には大体のことを一人でできるようになっていました。
 これはかなり個人差があると思いますが、私の場合は3~6カ月ほどが経った頃だったと思います。最初こそホストファミリーとも意思の疎通が難しいほどでしたが、3カ月ほど経つと大体何を言われているのかは分かるようになっていましたね。ただ、スピーキングはまだまだ。授業の内容が把握できるようになり、簡単なことなら自分の気持ちを伝えられると感じ始めたのが6カ月目頃のことだったと思います。そこから壁にぶつかったり挫折を味わったりしつつ、1年後には大体のことを一人でできるようになっていました。
Q7. 当時はどのように英語を学んでいましたか?
 授業は全て英語だったので、リスニングについてはそれだけで十分だったと思います。あとはESOLの授業もかなり役立ちましたし、休み時間には現地の子に話し掛けに行ったりもしていました。やはり授業中に聞く英語は日常会話のそれとは少し違いますので、自然で、かつ同年代の子の会話を聞くのは非常に勉強になります。それから、ESOLの授業の一環ということもありましたが、新聞や本もよく読んでいましたね。
 授業は全て英語だったので、リスニングについてはそれだけで十分だったと思います。あとはESOLの授業もかなり役立ちましたし、休み時間には現地の子に話し掛けに行ったりもしていました。やはり授業中に聞く英語は日常会話のそれとは少し違いますので、自然で、かつ同年代の子の会話を聞くのは非常に勉強になります。それから、ESOLの授業の一環ということもありましたが、新聞や本もよく読んでいましたね。
Q8. 留学生活で学んだことは?
英語力はもちろんのこと、親への感謝が一番かなと思います。家に帰れば当たり前のようにご飯が出てきて、洋服を洗濯してくれて、「おかえり」と言ってくれる。そんな生活が全然当たり前ではなかったと気付いたんです。
それからは一時帰国するたびに「温かいご飯が出てくるっていいな」「こんなにリラックスできる家があるっていいな」と、何事にも感謝できるようになりました。これは人生においてもとても重要なことだったと思っています。
Q9. 最後に、ニュージーランドに高校留学をして良かったと思いますか?
 そうですね。あの頃の経験がなければ、まだ弱いままの自分だったかもしれません。ニュージーランドで高校生として過ごせたということは私の中でも成功体験の一つになっていて、その後の自信にもつながっています。肩の力を抜きつつも、勉強に集中できる最高の環境が整っているニュージーランドでの高校留学。楽しさも辛さも喜びも経験し、人間として一回り大きく成長できたと感じています。
 そうですね。あの頃の経験がなければ、まだ弱いままの自分だったかもしれません。ニュージーランドで高校生として過ごせたということは私の中でも成功体験の一つになっていて、その後の自信にもつながっています。肩の力を抜きつつも、勉強に集中できる最高の環境が整っているニュージーランドでの高校留学。楽しさも辛さも喜びも経験し、人間として一回り大きく成長できたと感じています。
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