ホームステイは、異文化交流を深める絶好の機会であり、多くのメリットとデメリットが存在します。今回は私や語学学校の友人の経験も交えて紹介したいと思います。
メリット
1. 国際交流ができる
ホームステイは、現地の家庭に滞在するため、その国の人々と直接交流する機会が豊富にあります。ニュージーランドでは、フレンドリーでオープンな人々が多く、ホストファミリーとの日常会話を通じて英語力を自然に向上させることができます。また、ニュージーランドのホストファミリーは、他国と比較しても様々な国籍の人がいるので、異なる価値観や生活習慣に触れることで、異文化理解や国際感覚が養われます。
私の家では、靴を履いたまま家に上がるのはもちろん、ティッシュペーパーやハンドウォッシャーがなかったり、自宅内でマットを引いて床に座って食事をしたり、様々なカルチャーギャップがあって楽しかったです。
2. 休日の小旅行
ホストファミリーは、滞在中にニュージーランドの観光地や地元の名所に連れて行ってくれることもあります。これにより、旅行ではなかなか行けないような場所を訪れることができ、地元の視点でその地域を深く知ることができます。例えば、クリスマスにはビーチの近くのバッチという別荘でお泊りをしたり、ホストグランドマザーと一緒にジャグジーとBBQをしたり、普通に留学・ワーホリするだけではできないような体験ができます。
3. プレゼントが貰える
ホームステイ中には、ホストファミリーからちょっとしたプレゼントを貰うこともあります。これは、お土産や記念品だけでなく、日常的な小さな贈り物も含まれます。こうしたプレゼントは、ホストファミリーとの絆を深める一助となり、ホームステイが終わった後も思い出として残るでしょう。私の場合は、ホストファミリーおすすめのお菓子やコーヒー、ビールを日常的にもらったりしました。
特に一番素晴らしいプレゼントはポウナムというグリーンストーンでした。ニュージーランドでは特別な意味が込められている石なので、私にとって一生の宝物です。
4. ニュージーランドの文化を教えて貰える
ホストファミリーは、ニュージーランドの文化や風習を直接教えてくれるため、教科書やインターネットでは学べないリアルな情報を得ることができます。例えば、マオリ文化の伝統やお祭り、地元の料理など、ニュージーランド特有の文化体験ができます。これにより、より深い理解と共感が得られます。私のホストファミリーは、マオリとイギリス人のハーフだったこともあり、マオリ語やマオリの歌を教えてくれたりしました。またフラット探しのアドバイスなどNZの現状も教えてくれました。
デメリット
1. 費用が高い
ホームステイは一般的に高額な費用がかかります。滞在費や食費、その他の雑費が含まれるため、長期的な滞在になるとかなりの金額が必要になります。予算をしっかりと計画する必要があります。
2. 家族の当たり外れがものすごく大きい
ホストファミリーとの相性は重要ですが、事前に分かることは少なく、実際に住んでみるまで分からない部分が多いです。家庭の雰囲気や生活習慣、コミュニケーションの取り方など、予想外の問題が発生することもあります。これにより、快適な滞在が難しくなる場合もあります。私の友人の中には、毎日食事がカレーだけだったり、休日は半ば強制的に外に出されたり、一緒に食事をするのを嫌がるというケースもあったそうです。
中には、毎日の食事が冷凍のフライドポテトだけで、そのことを指摘したら、強制的に家を追い出されたという酷い家もあったそうです。
3. ホストファミリーが忙しい時期だと会う機会が少ない
ホストファミリーが忙しい時期に当たると、家族との交流が減少し、せっかくのホームステイのメリットを十分に享受できないことがあります。例えば、仕事や学業で忙しい場合、家で一緒に過ごす時間が少なくなり、寂しさを感じることもあります。
私と同じホストファミリーだった友人が語学学校にいましたが、私の時と比べてファミリーが忙しい状況だったらしく、休日は、どこにも連れてもらえないどころかほとんど会うことができなかったそうです。できればホームステイはホリデーシーズンにすることをおすすめします。
結論
ホームステイは、異文化交流や語学力向上に非常に有益な体験ですが、費用やホストファミリーとの相性など、いくつかのデメリットも存在します。成功するホームステイ体験を得るためには、事前の準備と期待の調整が重要です。全体として、メリットがデメリットを上回る場合が多いため、多くの人にとって有意義な選択肢となるでしょう。