キャッシュバックに騙されてはいけない
巷の金融機関でキャッシュバック(少し前はホリデーやテレビも)や他よりも少し低い金利など大々的に宣伝していますが、私はこれを「目の前にぶら下がったニンジン」と呼びます。
2000ドルや3000ドルのキャッシュバックは確かに大きいですが、本来のその会社の良さがどこにあるのか見定めてくださいね。ニンジンにかぶり付いて、その後30年、ジワジワと搾り取られませんように。
弊社もキャッシュバックはやっていますが、そこが「売り」ではないので声を大にして宣伝していません。それは私たちにとっては大した「売り」ではないからです。
インタレスト・レート(金利)に騙されてはいけない
インタレスト・レート(金利)ってそんなに大事ですか?
皆さんレートにとても敏感ですよね? 「0.01% あっちが安い、0.02%こっちが安い」という声をよく聞きますが、実際に計算された事のある方はどの位いらっしゃるでしょうか?
例えば、30万ドルのローンで0.01%金利が安い場合、年に30ドルしかセーブしないという事をどの位の方が理解されているでしょうか? たとえ0.1%安いとしても年に300ドルのセーブです。月にすると25ドルのセーブです。 その代わりに毎月のアドミニフィーを取られていませんか? 金利が安いからと言って5年の固定(Fix)など勧められていませんか?これは縛りつけ作戦ですから気を付けてくださいね。
金利はどこかが下げれば、他も追随しますので、時間差があるだけで、どこもほぼ同じです。
ちなみに弊社は、金利もCompetitiveですが、これも同じく大々的には宣伝していません。金利の違いからではなく、ほとんどのお客様が月に数百ドルセーブしています。こちらの方が大きな売りだからです。
ブローカー
ところで最近、ローンのブローカーについてのご質問をいただく事が結構ありましたので、ブローカーについて長所短所を合わせてここでご説明しておきたいと思います。
ブローカーは、金融機関と取引していて、お客様に各金融機関のローンを案内して、手続きまでしてくれる人です。成約になりますと、ブローカーは金融機関から手数料をもらいます。お客様に費用は発生しません。
長所は、お客様が個人でそれぞれの金融機関に出向かなくてもブローカーからまとめて数社の情報をもらえる事です。また、ブローカーによっては、金融機関に所謂“顔が利く”人もいますので、個人で金融機関とやり取りするよりもいいディールがもらえる事があるかもしれません。
短所は、全ての金融機関を取り扱っている訳ではないという事です。また銀行によってはブローカーを通さないところもあります。
また、いくつも扱っていますので、各会社の商品知識は浅い場合があります。
もう一つの短所は、そのブローカーが売りたい金融機関を進めてくる事があるという事です。「ブローカーが売りたい」とは、例えば手数料をたくさんもらえるとか、ターゲット達成でボーナスが出るなどです。お客様にとって一番いい会社を案内してくれる良心的なブローカーを使いたいものです。
私は良くブローカーと間違えられるのですが、私はブローカーではありません。
私はNZHLのコンサルタントです
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。