違法建築や薬物反応の出た物件、購入はしたくないと思いますが、実際には家に恋して盲目になる事も。自分は気にならないから購入したいという方が意外に多いのです。
ローンへの影響
購入する物件は担保になります。担保というのはお貸しする金額の価値があるのが前提です。万が一、返済できなくなった場合は、担保である家を売ってお貸しした額をお返しいただかなければなりません。ですが、違法建築や薬物反応が出た家は、そう簡単には売却出来ません。値段も叩かれる可能性もあります。ですので、担保として受けてもらえない=ローンが組めないのでお気を付けください。
保険への影響
「ローンを組まずにキャッシュで購入するから大丈夫!」と思われている方もいるかもしれませんが、家の保険に加入出来ない可能性がありますのでお気を付けください。隠して加入できたとしても、Claimの時に保険会社によっていろいろ調べられます。何年も掛け金を払い続けてきたのに保険は支払われないという事にもなり兼ねません。
資産価値の低下
以前はローンが組めた場合もございます。ですが、これらは年々厳しくなってきています。既にお家をお持ちの方で、売るに売れずに困っている方も沢山います。売れても思った金額で売れずに資産価値の増加を期待していたのにがっかりという事にもなり兼ねません。
ローンや保険、資産価値の問題だけではなく、実際に住むご家族の安全と健康を十分にお考え下さい。
違法建築や薬物反応と言っても程度もあります。
薬物反応が出ても一定の数値以内であれば問題視されません。また、簡単に撤去できるような建築はOKとなる場合もありますので、その都度ご相談ください。
注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。