投資物件のデポジット、20%から30%に戻りました。
束の間の20%
第38回のコラムで「COVID-19による景気後退を和らげるため、NZの中央銀行が今後12カ月間、LVRを取り除くと発表しました。」とお伝えいたしました。
それに伴い、投資物件のデポジットも30%から20%に引き下げられましたが、蓋を開けてみれば、ハウジングマーケットは景気後退どころか、とんでもないフィーバーになってしまい、家の値段もこの数カ月、いえ、数週間でかなり上がってしまいました。
因みに我が家はこの3ヶ月でマーケットバリューが$200Kも上がっていてびっくりしました。売る気はないので何の得にもなりませんが(笑)。
中央銀行は3月にLVRを元に戻す方向で12月に話し合うと発表しましたが、それに先立ちほとんどの銀行が11月の時点で投資物件のデポジットを30%に戻してしまいました。
このようにローンの条件は「今日から」突然に変わる事が多々あります。ですので、買える時が買い時というのは本当にそうなのです。
2カ月前にローンのプリアプルーバルが取れた方、その時であれば買えた物件達が、この2ヵ月で$100K前後上がりマーケットからはじき出されてしまった方も多くいます。
投資物件を20%デポジットで購入するつもりが急に30%になってしまって購入をあきらめた方もいらっしゃいます。幸いプリアプルーバルを取っていた方は有効期限内に購入を決めればOKなのでシャカリキに探している方もいらっしゃいます。
つくづくタイミング大事だな~と思います。
今回の投資物件のデポジットの引き上げによって、投資家が少し減ってファーストホームバイヤーが買い易くなると良いのですが、どうなる事やら。
来年もまだまだ熱いマーケットになりそうですね。
今年も1年、お付き合い下さりありがとうございました。
2021年が皆様にとって良い年になりますように!
注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、直接ご連絡下さい。お持ちのローンの詳細についてのご質問はご自身のローンプロバイダーにご連絡下さい。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。