あなたにとって譲れないものは何ですか?
マイホーム購入は多くの方にとって実現したい夢の1つですが、夢の為には努力も必要です。
現実を見ましょう
ローンのご相談にいらっしゃる方で
- 子供がいるので家の購入で学区は譲れない
- 1年に1度は家族で日本に帰国する
- お子さんにあれもこれもと習い事をさせている
- 専業主婦で働く気はない(お子さんが就学している年齢でも)
- 海が見える家に住みたい
- 毎朝、カフェでコーヒーを飲むのが日課
- 月に1度は家族で外食
等々とおっしゃる方がいらっしゃいますが、デポジットとしての貯金も十分にあり、世帯収入も高いというのでしたら良いのではないでしょうか。
ですが、デポジットもあまりなく、収入も政府からの補助を受けている、年齢も40歳を過ぎなどなどですと、あまりに非現実的で残念ですがお力になれない事も多々あります。
- 世帯収入が低ければ、共働きになる事により収入は上げられます。
- ➡ でも、働く気はない。
- では、その予算では購入できる場所は限定されてしまいます。
- ➡ でも、学区が悪いところは嫌。
- $20,000以上の高い車に乗っている。
- ➡ 家のデポジットはギリギリ5%しかない
誰と比べているのか分かりませんが、ご自身の生活を変える気もなければ条件で妥協する気もないのですね。
「子供の為に良い環境の場所・家に住みたい」: 親でしたら誰でも同じことを考えます。ですがそれを実現できるかどうかは人それぞれです。
人間何かを手に入れる為には何かをあきらめなければならない事もあります。 家の購入が一番のWishなのでしたら、日本への帰国は2年に一度にするとか、共働きにするとか。。。 何か変えなければ無理でしょう。 今の生活の方が優先順位で上なのなら、きっぱり家の購入はあきらめましょう。
上記に挙げた事は決して悪い事ではないのです。ただ、全てを手に入れようとするには無理があるという事です。
買いたい家より買える家
私が良く使うフレーズですが、「買いたい家より買える家」を最初は購入する事をお勧めします。最初から理想の家の購入をしようとして時間をかけすぎると家の値段の上がるスピードの方が速い為、「一生買えなくなってしまった」という事になってしまいます。
まずは買える家を購入することです。家を持っていればNZの今までのマーケットからすれば家の値段も上がりますので、将来買い替えるにしても2軒目を購入するにしても断然楽になります。次のステップで理想を求めた方が最初から理想の家を求めるよりも近道です。
万が一、マーケットが下がった場合でも、次に購入する家の値段も下がる訳ですから損ではないと思います。
注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、直接ご連絡下さい。お持ちのローンの詳細についてのご質問はご自身のローンプロバイダーにご連絡下さい。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。