金融機関によって簡単に貸付けしてくれたり、他より多い額を貸し付けしてくれるところがありますが、お客様にとってそれは本当にメリットなのでしょうか?
立場が変われば、言い分は変わるもの
お客様から時々受ける苦情(?)で、「他の金融機関は簡単に貸してくれるのに(又は、もっと沢山貸してくれるのに)、どうしてNZHLは他より厳しいのですか?」というお言葉があります。
立場を変えて考えてみましょう。
借りる際には当然、簡単に、より多く借りたいものです。そして貸してくれる金融機関が、お客様にとって“良い会社”になるのでしょう。
数年経ち(又は最初から)、返済が厳しくなった時、最悪はモーゲージーセール(注1)になってしまった時、この方たちは何と言うでしょうか? 「無理な貸し付けをされた」「返済できない額を貸した銀行が悪い」 と、たちまち“悪い会社”になってしまうのです。
お客様にとって無理のない貸付けをする会社と、何かあれば家を取り上げて回収すれば良いのだからという会社、どちらがお客様の事を考えていますか? どちらが親切でしょうか?
私たちの仕事は「お金を貸す」という事と通して、皆さんの「豊かな未来のお手伝い」をする事だと思っています。数年後に家を手放して、路頭に迷うなんて姿は見たくありませんし、そうならないようにコンサルテーションをして、リスクマネージメントのお話、アフターケアもさせていただいている事をご理解いただきたいものです。
逆に貸す時だけ寄ってきて、貸したら知らんぷりという場合は要注意です。
注:モーゲージーセールとは:ローンの返済が一定期間怠ったり、返済が不可能となった時に、貸し付けた金融機関が貸付額回収の為に家を売る事。金融機関は貸付額が回収できれば良いので、それ以上であればいくらで売れようが構わない。
※:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。