NZの家の価格高騰に伴い、アパートメントの購入を検討している方も多いと思います。アパートメントは通常の家と異なり、ローンの制約も多いのでお気を付けください。
アパートメント購入で気を付けたい事
各金融機関により条件は異なりますが、主に以下についてはお気を付けください。
下記の物件ではローンを組めないことがあります。
- 40㎡以下のもの(バルコニーは含まず)
- Leaseholdのアパートメント
- 商業店舗が入っているアパートメント
- ホテルとして営業しているアパートメント
- 学生寮として使われているアパートメント
ボディコーポレートとは?
ボディ コーポレートとはアパートメントの管理・運営者になります。通常はプロのボディ コーポレートの会社が管理・運営していることが多いです。
ボディ コーポレートはアパートメントのエレベーター、階段、廊下、庭、駐車場、敷地内などの共有エリアの管理をします。アパートメントのオーナーはボディ コーポレート費を支払い、その費用でボディ コーポレートは運営されます。アパートメントの修繕やメインテナンスもボディ コーポレート費用で賄われます。
ボディ コーポレート費は各アパートメントによって違いますので、購入時に確認が必要です。アパートメントを購入しても、ボディ コーポレート費は毎年発生していく費用になりますので、それも含めての予算組をして下さい。
また、ローンの審査はこのボディ コーポレート費を含んでの返済能力の審査になる事をお忘れなく。
各ボディ コーポレートはそれぞれにルールもありますので、購入前に必ずルールを確認するようにするとよいかと思います。 例としてはペット不可、ベランダで洗濯を干してはいけない、自宅をオフィスとして使用してはいけない等です。
ボディ コーポレートミニッツ(議事録)
ボディ コーポレートは最低でも年に1回はアパートメントのオーナーを交えて会議・総会を行います。
そこでは、ボディ コーポレートの活動の報告と共に、現在の問題点、今後の修理や修繕の予定や予算組について話し合われます。
それらの内容は議事録(minutes)として残されます。
アパートメントのローンの申請には、過去2年分の議事録の提出が必要です。
また、ご自身でもこの議事録の確認をするようにお勧めします。議事録を確認する事によって、アパートメントに問題があるかどうか知る事が出来ます。
注: この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。