経済的な不安やストレスを取り除き、安心、納得のローンが組めるように、普段お客様から良くいただくご質問を中心にご案内していきたいと思います。
はじめまして!
オークランドで住宅ローンのコンサルタントをしておりますデンプスター結子です。住宅事情や政府の政策と共に日々変わる住宅ローンの規定ですが、基本を押さえて経済的な不安やストレスを取り除き、安心、納得のローンが組めるように、普段お客様から良くいただくご質問を中心にご案内していきたいと思います。
まずは、ローンを組む際に出てくる用語に親しみましょう。
覚える必要はありません。分からない単語が出てきましたら、このページを見てください。一つ一つでコラムが書けてしまえるくらいご説明したいところなのですが、ここでは出来るだけ簡略してご案内します。
- 【Mortgage】
- 住宅ローンの事、Home Loanと同じ
- 【Deposit】
- 頭金
- 【Repay】
- 返済
- 【Interest】
- 金利、利子
- 【Servicing】
- 返済能力、つまり収入
- 【LVR】
- Loan Value Ratio の事。家の価値に対してのローンの割合(例:100万ドル の家に80万ドルのローンを借りる場合、LVRは80%になります)
- 【Lender】
- 貸し手(銀行やローン会社)
- 【Borrower】
- 借り手
- 【Guarantor】
- 保証人
- 【Principal】
- 元金
- 【Debt】
- 負債
- 【Hire Purchase】
- 月賦など分割払いでの購入
- 【100kと記載されている時の“k”】
- 1000の位の略。$100Kとは$100,000の事になります。
- 【OCR】
- Official cash rateの事。 政策金利。 このレートが変わると銀行の金利も変わります。
- 【Floating rate】
- 変動金利
- 【Fixed rate】
- 固定金利
- 【Loan Term】
- 貸付期間。
- 【Settlement day】
- ローンの開始日。家の購入の場合は家の引き渡し日でローンも同じ日がSettlement dayになります。
- 【RV】
- Rateable Valueの事でカウンセルなどによる家の査定。RVによって固定資産税の額も決まります。CV(Capital Value) 、又はGV (Government Valuation) と呼ばれることもあります。
- 【Market Value】
- 家の市場価値。現在はRVよりもMarket Valueの方がかなり高くなっています。
- 【Registered Valuation】
- 家の査定価格。Registered Valuerという、査定専門家に査定してもらいます。代金は大体$600-$700位です。家の大きさによってはそれ以上になります。
- 【Sale and Purchase Agreement】
- 家の売買の際に交わす契約書。通常は不動産屋が用意します。
- 【Capital Gain】
- 資産の値段が変動する事によって得られる利益(例:40万ドルで購入した家を3年後に50万ドルで売却した時のCapital Gainは10万ドルになります)
- 【Equity】
- 自己資産 (例:50万ドルの家に40万ドルのローンがある場合、10万ドルは自己資産になりますので、Equityは20%(10万ドル)になります。Equityを上げるには、ローンの返済で自己資産部分を増やすのと、Capital Gainの2つがあります。
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- ローンを35万ドルまで減らした場合、家の価値が50万ドルのままでも、Equityは30%(15万ドル)になります。
- 逆に数年後に家の価値が60万ドルになった場合、例えローンが40万ドル丸々残っていたとしてもEquityは33.33%(20万ドル)になります。
- 【Turnkey】
- (House and Land Package deal) プラン買いと呼ばれる土地と家のパッケージで家はこれから建築、完成は1年後辺りが目安になります。ただし、NZですから、予定より半年以上完成が遅れることはザラです。
- 【Credit Check】
- 信用調査。 NZでは大手の会社でVedaなどがよく知られています。請求書の支払いを怠っていたり、負債を踏み倒したりしている場合は、全て記録に残ります。クレジットカードやローンを申請する際に、サービスを提供する会社はCredit Checkをして、信頼できる人であるか確認をします。チェックした会社名と日付は残りますので、例えばクレジットカードをいろいろな会社に申請している場合は、全てここに記録が残ります。その場合、他社に申請しているのに、どうしてうちに申請しているのか?何か問題がある人なのかと思われることもありますので注意が必要です。
- 【PAYE】
- 税金の支払い方でPay as you earnの略。時給や月給で働いている方で受け取る時に税金が既に引かれています。
- 【Self-Employed】
- 自営業。税金は1年に1度、自分で申告して払います。
- 【Approval】
- 審査に通る事をApprovalと言いますが、Approvalには大きく分けて3つのタイプがあります。
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- 【Full Approval】
- 全てがクリアした状況です。このままSettlementに進めます。
- 【Pre-approval】
- 事前承認。家を探し始める前にまずはPre approvalを取る事をお勧めします。頭金や収入からこれ位なら貸付OKという承認になりますので、どの位の家の購入が可能かこれで分かります。ここで気を付けていただきたいのは、まだFull Approvalではないという事です。購入物件によっては、担保として不可な場合、又はや契約内容によりFull Approvalが降りない事があります。
- 【Conditional Approval】
- 条件付きでの承認になります。条件を満たした時点でFull Approvalが降ります。条件は状況により様々ですが、例えばクレジットカードの限度額を下げる、などがあります。
- 【Body Corporate】
- 管理費 共益費。 件数の多いユニットやアパートメント等、複合住宅の場合にBody Corporate Feeがかかります。物件その物が安くてもBody Corporateで年間$3,000位かかる事もあります。この出費を入れてローンの審査は行われます。
- 【Leaky House Syndrome】
- 1995年から2003年頃に建てられたプラスターの家で、NZで「リーキーハウス」として大きな問題になっています。資産価値が低いので、担保として認められずローンが組めない事もありますので購入には注意が必要です。
沢山あってグッタリされてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、分からない事がありましたら、その都度コンサルタントにご質問いただくのが一番宜しいかと思います。
さて、次回からは早速、具体的な内容に入っていきたいと思います。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。