万が一の時、家を手放すことなく家族を守る事が出来ますか? どんなに上手にローンが組めても、リスクマネージメントがしっかり出来ていなければ、賢いローンとは言えません。
私たちはスーパーマンではありません
誰もが怪我や病気をすることなく、日常を続けられればこんなに良いことはないですね。でも、残念ながら私達はスーパーマンではありません。怪我や病気で仕事に行けなくなったり、最悪は亡くなってしまったりする事もあります。「自分だけは大丈夫」はありません。可能性は誰もが平等に持っています。
そうなった時でも、ローンは無くなりません、残るのです。返済していかなければなりません。
病気や怪我、大切な人を失くしたストレスに加えて、ファイナンスのストレスが加わると大変つらいことになります。又は、あなたの残された家族が家を失ったり、日々の生活に困るような事になっても平気ですか?
その為にも保険はしっかりと加入して、十分なリスクマネージメントをしましょう。
まずは、次の質問にしっかり答えられるかチェックしてみてください。
お亡くなりになった場合
あなたが亡くなった場合、残された大切な家族が残ったローンに対応し、毎日の生活を経済的に問題なく続けられるよう、どのようなプランをお持ちですか?
専業主婦・主夫で収入が無くても、あなたが亡くなった為に、パートナーは今と同じように仕事を続けられますか?お子さんの面倒は誰が見るのですか?頻繁にタイムオフを取って、今と同じように働くことは出来なくなるのではないでしょうか?
重篤な病気になってしまった場合
あなたが、癌、心臓発作、脳こうそくなど重篤な病気になった場合、ローンに対応し、毎日の生活を経済的に問題なく続けられるよう、どのようなプランをお持ちですか?
あなたの看病やお世話で時間とお金もかかる上に、家族の心理的負担も相当です。当然、仕事も行けなくなれば収入もストップします。
その上で更に毎日の生活費だけでなく、ローンの返済という経済的ストレスにどのような対応をするかプランはしっかりできていますか?
怪我や病気で仕事を長期休まなければならなくなってしまった場合
仕事に行けなくなって、今の生活が何週間、何ヶ月継続可能ですか?
Sick Leaveや貯金などで、どれだけ生き残れるかしっかり確認しましょう。生き残り可能期間以降、毎日の生活と家のローンへの対応は、どのようなプランをお持ちですか?
注: ACCは怪我だけに対応です。病気にはACCはおりません。
ご自身に合った保険に加入、見直しは1年に1度はしましょう
上記のリスク回避に対応する保険がそれぞれありますので、ご自身に合った保険に加入しましょう。
また、保険に加入しているから安心と思われているあなた、最後に保険の見直しをしたのはいつですか?
保険は1年に1度は必ず見直しをするようにしましょう。
保険の掛け金は年齢が上がるにつれて高くなっていきます。ローンの額が減ってきたり、お子さんが巣立って行けば、保険のBenefitを下げて掛け金が上がるのを避けるのも一つの方法です。
詳しくお知りになりたい方は、ご相談くださいね。
ありがとうございました!!
今回で最終回の”住宅ローンのイロハ“、最後までお読みいただきありがとうございます。
既にローンを組まれている方々、これから組む方々に少しでもお役に立てたのでしたら幸いです。
住宅ローンと保険について、ご質問、ご相談がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
皆様が1日も早くDebt freeになりますよう願っています!
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。