インプット過多の時代に、“動きながら学ぶ人”が前に出る
- 「起業したい。でもまだ学びが足りない気がする」
- 「もっと準備してから動いた方がいいのでは?」
- 「まずは情報を集めて、しっかり勉強してから…」
そんな風に思って、気がつけば何ヶ月も、何年も「準備中」のまま。
もし今、あなたがそんな状態なら――
今日のコラムは、きっとあなたの背中をそっと押すはずです。
起業の世界で結果を出している人は、例外なく「行動しながら学ぶ」ことを選んでいます。
逆に、「学び終えたら始める」と考えている人は、ほとんどの場合、スタートラインに立てません。
なぜなら――
学びは、行動して初めて「自分のもの」になるからです。
インプットは“安心”をくれる。でも“現実”は変わらない
新しいことを始めるとき、多くの人がまず「知識」を求めます。
それは悪いことではありません。
でも、その“インプットの罠”にハマってしまう人がとても多いのです。
こんな状態に心当たりはありませんか?
- * 起業関連の本ばかり読んでいる
- * セミナーや動画はよく見るけど、何も始まっていない
- * 学びのメモはたくさんあるけれど、アウトプットがない
- * 「まだ勉強中です」と言い続けている
こういう状態を、私はよく“安心インプット”と呼んでいます。学ぶことで、「今はそれで十分だ」と思いたい。
でも、現実には何も変わっていない。
学んでいるつもりでも、動いていなければ人生は動かない。
行動しないと分からないことだらけ
では実際に、起業家として成功している人たちが最初から全部知っていたかというと――
答えはNOです。
むしろ、たくさん“分からないまま”動き出し、その都度、試して、失敗して、学び直してきたのです。
たとえばこんな経験は、動かなければ得られない
- * 自分の強みが「他人からどう見えているか」
- * ターゲットだと思っていた層が、実は違った
- * コンテンツの反応が予想外だった
- * お客さんが本当に求めていたことは別だった
- * 実は自分がそこまで情熱を持てないテーマだった
どれも、本や講座では学べない“実地の学び”です。
なぜ「行動しながらの学び」が起業家にとって重要なのか?
① ビジネスは“動的”だから
起業の世界は変化の連続です。
正解がない、スピードが速い、フィードバックが早い。
そこで必要なのは、「やりながら考える力」。
100%の準備を待っていたら、いつまでもスタートできません。
② 思考と行動の“差”に気づける
頭で考えたことと、実際にやってみたことには、ズレがあるものです。
- * 「これは絶対ニーズがある」と思ってたのに、反応がない
- * 「自信ない」と思ってたのに、喜んでくれる人がいた
- * 「価格を下げた方がいい」と思ったけど、実は上げた方が売れた
行動することで初めて、“自分の思考のズレ”に気づくことができます。
③ 自信は“知識”ではなく“経験”から生まれる
「もっと勉強すれば、自信がつく」
…それは半分正しくて、半分間違いです。
自信が育つのは、「できた」「喜んでもらえた」「反応があった」という経験の積み重ねからです。
自信は、行動のあとにしか育たない。
だからこそ、「不安でも、まずやってみる」ことが何より大切なのです。
“やりながら学ぶ”人の行動パターン
完璧な形で始めない
- * プロフィール文は後から書き直す
- * サービス名は仮でOK
- * SNSの投稿は粗削りでも、とにかく出す
彼らは「最初から完璧にしよう」としません。
むしろ、「フィードバックをもらうために動く」という視点で考えています。
“結果”ではなく“手応え”を見ている
- * 無料セッションで「喜んでもらえた」が次の一歩になる
- * 反応が薄かったことで「伝え方を変えてみよう」と思える
- * 「怖かったけど出してみて良かった」と自己肯定感が上がる
小さな行動と、それに対する“手応え”を積み重ねることで、次の行動につながっています。
学び方が「必要なときに、必要なだけ」
行動ベースの人は、情報の扱い方もシンプルです。
- * 課題が出てから必要な人に学びに行く
- * すぐ実行する前提で学ぶので、吸収が早い
これは、“リアルタイムの問題”と“学び”が直結しているからです。
“学んでるけど動けない”ときの脱出法
自分に問いかけてみてください
- * 「この情報、私は何のために学んでいる?」
- * 「それを学んだあと、私は何を“やる”つもり?」
- * 「私は“行動する勇気”を“学び”でごまかしていないか?」
もし、何も行動が変わっていなければ、それは「安心するためのインプット」になってしまっている可能性があります。
最小のアウトプットを決めてから、インプットする
- たとえば:
- * SNS投稿を3つ書く前提でセミナーを受ける
- * 誰かに話すつもりで本を読む
- * どんな行動をするか、書き出しながら動画を観る
このように“学びの出口”を先に決めておくと、学びが行動に変わりやすくなります。
小さな行動が、すべてを変える
- 行動例:
- * SNSに「今考えてること」を投稿してみる
- * 信用できる人に「実はやってみたいことがある」と話してみる
(誰に話すかは重要。「ドリームキラー」と呼ばれる人には話さない) - * 無料で何かサービスを提供してみる
- * 過去の経験を棚卸して発信ネタにする
- * 1分の動画を撮ってみる
- * ノートに「理想の働き方」を書き出す
これらは、どれも立派な“起業の一歩”です。
そして、これらの中にしか「あなたらしい答え」は現れてきません。
まとめ
- * 起業家は「行動しながら学ぶ」力が必要
- * 学びすぎは、動かない言い訳になることも
- * 自信は知識ではなく、経験から育つ
- * 最初の一歩は、完璧でなくていい。“手応え”を大切に
- * 学びの前に、アウトプットの形を決めることで行動が変わる
次回予告:「“失敗”を再定義する力」
次回は、行動していく中で必ずぶつかる「失敗」の壁について。
起業家にとって、“失敗”とは何なのか?
それをどう乗り越え、どう捉え直していけば、前に進めるのか?
- * 恐れを乗り越える思考法
- * 失敗から価値を掘り出す習慣
- * 失敗を“ネタ”にできる人の共通点
をテーマに、しっかりお伝えします。
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