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第9回 NZ在住管理栄養士が教える

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お腹やせ&美肌を叶える!ニュージーランド産の雑穀パワー

 

このコラムも今回で9回目となりました。いつも読んでくださり、ありがとうございます。

これまで、海外に住んでいても「ごはん中心」の食生活を続けることで、太りにくい体質を作り、心も体も元気に若々しくいられる、というお話をしてきました。

過去の記事を参考に実践してくださっている皆さん、体の変化は感じていますか?

もしまだの方は、ぜひ過去のコラムもチェックしてみてくださいね。

さて、今日はその「ごはん中心の食生活」をさらにパワーアップさせる、ニュージーランドのおいしい雑穀をご紹介します。

ごはんを「燃やせる体」にするカギはビタミンとミネラル

私がお勧めするごはん中心の食生活は、お米をしっかり食べることが基本です。きちんとごはんを食べてエネルギーを生み出すことで、疲れにくくスリムな体が手に入ります。

しかし、ごはん(糖質)をエネルギーに変えるためには、ビタミンやミネラルが不可欠です。これらが不足すると、せっかく摂ったエネルギーがうまく代謝されず、かえって脂肪として蓄積されやすくなってしまうのです。

これまで、ビタミンとミネラルをしっかりと摂る方法として「具沢山のお味噌汁」をお勧めしてきましたが、もっと手軽に補う方法があります。

それが、お米に「雑穀」を加えることです。

雑穀の嬉しい効果

雑穀はまさに「天然のサプリメント」。ビタミン・ミネラルがたっぷりと含まれているで、代謝アップを力強くサポートしてくれます。さらに、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれる「抗酸化物質」も豊富で、アンチエイジングや美肌作りにもぴったりです。

ただ、一つ注意したいのが「鮮度」。

抗酸化物質が豊富な食材は、裏を返せば酸化しやすいということ。アジアンマーケットで色んな国の雑穀を見つけることができますが、輸送時間を考えると、やっぱり地元ニュージーランドもしくはその近隣で収穫されたものを選ぶのが新鮮でおすすめです。

そこで今回は、私がニュージーランドで探して見つけたおいしくて栄養価も高い雑穀を3つご紹介します。

ニュージーランドで手に入るおすすめ雑穀3選

1. Kiwi Quinoa (https://kiwiquinoa.co.nz/)

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キヌアは南米原産のスーパーフードとして有名ですが、実はニュージーランドでも栽培されています。スプレーフリーで栽培されていて、一般的なキヌアにある苦みの原因「サポニン」を含まない特別な品種です。 そのため、精白などの加工が少なく、栄養価がとても高いのが特徴です。

ナッツのような豊かな風味で、タンパク質、食物繊維、マグネシウム、鉄分などの必須ミネラルを豊富に含んでいます。

2. Pure New Zealand Buckwheat (https://www.purenzbuckwheat.co.nz/)

「ソバの実(Buckwheat)」もぜひ試してほしい雑穀です。

こちらも農薬を使わない持続可能な農法で丁寧に栽培されています。

ソバの実は動物性食品並みに質の高いたんぱく質を含んでいるので、筋トレなど、体作りに励んでいる方に特におすすめです。不足しがちなマグネシウムやマンガンなどのミネラルも手軽に補給できます。

3. オーストラリア産 黒米

こちらはニュージーランド産ではありませんが、お隣オーストラリア産の「黒米」も美容効果が非常に高くおいしいのです。

黒米の黒い色素「アントシアニン」は、強力な抗酸化物質。さらに、代謝を助けるビタミンB群や、むくみ解消を助けるカリウムも豊富に含んでいます。

毎日のごはんにプラスするだけ!簡単・美味しい炊き方

雑穀の取り入れ方はとっても簡単です。

お米1合に対し、お好みの雑穀を大さじ1〜2杯加えて炊くだけ。

そのときに、加えた雑穀と同量の水を足して下さい。そうすることで、ごはんがパサつかず、しっとり美味しく炊き上がります。

私自身、雑穀ごはんを始めてから、一番効果を感じたのはお腹周りです。ぽっちゃりお腹がすっきりして、ジーンズがスッと履けるようになりました。

ニュージーランドの豊かな大地で育った美味しい雑穀を、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。きっと、嬉しい体の変化を感じられるはずですよ。

 

Yuko
管理栄養士。ウェリントン在住。一汁一菜で、無理なくキレイと元気を叶える食習慣を発信中。
Instagram → @okome_yuchan