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管理栄養士監修 主食を〇〇に変えるだけで脂質オフ!海外生活で太らない簡単ルール

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ニュージーランドに暮らし始めてから「なんだかおなか周りがキツくなってきたかも…」と感じていませんか?

 

実は私自身もその一人でした。日本では体型をあまり気にしていなかったのですが、海外生活を始めてから徐々に気になり始めたのです。

その原因のひとつは、食生活の変化にあります。海外に住んでいると、どうしてもパンやパスタなど洋食中心の食事が増えますよね。もちろん洋食もおいしいのですが、知らず知らずのうちに油(脂質)の摂取量が増えていることが多いのです。

エネルギーになる栄養素は3つ

私たちの体のエネルギー源になる栄養素は、たんぱく質・脂質・炭水化物の3つです。健康的な体を保ち、太りにくい体質を作るには、この3つのバランスがとても大切です。

では、理想的なバランスとは?

日本人に合ったカロリー比率は次の通りです:
たんぱく質:15%
脂質:25%
炭水化物:60%

「えっ、炭水化物ってそんなに多くていいの?」と驚かれたかもしれませんね。でもこのバランスこそが、代謝を高めて脂肪を燃やしやすい体をつくるベースなんです。

和食を毎日食べるのはちょっと大変…

とはいえ、海外で毎日和食を作るのは現実的ではありません。日本の調味料や食材は高価なことも多く、「せっかく海外にいるのに、ずっと和食を食べるのもつまらないな」と感じる方もいると思います。

でも、大丈夫。脂質の摂取を自然に減らす、簡単な方法があるんです。

キーワードは「主食をお米にすること」

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たとえばパン。

食パンでも脂質は約15%、バターをつければ25%、クロワッサンになるとなんと脂質は約50%にもなります。

一方、お米はなんと脂質わずか2%。

つまり、主食をパンからお米に変えるだけで、無理なく脂質の摂取を減らすことができるのです。しかも、お米は腹持ちも良く、満足感が高いので、間食を減らすことにもつながります。

「ごはん6:おかず4」の黄金バランス

もうひとつ、食事の中で気をつけたいのが、ごはんとおかずのバランス。ついついおかずをメインにして、ごはんを控えめにしていませんか?

実は、太りにくく、食費も抑えられる理想的なバランスは:

▶ おかず4:ごはん6

たとえば、ごはん茶碗大盛り1杯に対して、おかずはたんぱく質(お肉・魚・卵)がとれる軽めの一品と野菜たっぷりの味噌汁だけでも十分。日本の「一汁一菜」スタイルにすると、栄養のことは細かく考えなくても自然と栄養バランスのよい食事になります。おかずやスープはもちろん和食にこだわる必要はありません。洋食、中華、エスニック、何でも好きなものを組み合わせてみてくださいね。

ごはんをしっかり食べることで、脂質の摂取が自然に減り、体も軽く、財布にもやさしいという、まさに一石二鳥!

外では楽しんで、家では整える

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「でも外食は好きなものを食べて楽しみたい!」という気持ちももちろん大切です。せっかくニュージーランドにいるのですから、外では好きなものを楽しく食べましょう。

その代わり、家での食事を整えるだけで、体はちゃんと応えてくれます。

外では自由に、家ではバランスよく――。そのメリハリが、無理なく続けられる太りにくい体づくりの秘訣です。

まずは「お米を主食にすること」から

今日からできる、簡単3ステップ!

 

  • パンをやめて、朝におにぎりやごはんを食べてみる
  • おかずを少し軽くして、ごはんの量を増やしてみる
  • 家では一汁一菜のバランスを意識してみる
  •  

    お米を食べて、体も心も元気に。

    皆さんのニュージーランドでの暮らしが、もっと快適で楽しいものになりますように。

     

    Yuko
    管理栄養士。ウェリントン在住。一汁一菜で、無理なくキレイと元気を叶える食習慣を発信中。
    Instagram → @okome_yuchan