種類がいっぱいあってどれを選んだらいいか迷ってしまうじゃがいも。種類別の使い分けと美味しいローストポテトの作り方を紹介します。
ニュージーランドではじゃがいもが主食として食べられているので、日本より種類が多く一袋にすごい量が入っていたりします。私は特にじゃがいもが好きではなかったので最初は大きな袋を買ってしまうと使い切るのが大変でしたが、ニュージーランドに住んで6年経った今ではこの大きな袋を毎週購入するぐらいじゃがいもが好きになりました。その理由は日本ではじゃがいもを茹でて食べることが多かったのですが、ニュージーランドに来てからは大きなオーブンを使ってローストポテトにして食べることを覚えたからです。ローストポテトはキャセロールやローストチキンととても相性が良く、茹でて食べるより格段に美味しいので、今ではキウイの主人と同じぐらいモリモリじゃがいもを食べています。
日本で一般に見かけるじゃがいもはメークインと男爵いもの2種類がメインですが、ニュージーランドではもっと色々な種類のじゃがいもが売っています。違いがよく分からなかったので、最初は適当に安いものを選んで買っていましたが、色々食べているうちに、ローストポテトを作った時にとっても美味しいじゃがいもとそれほど美味しくないじゃがいもがあることに気が付きました。どうせなら毎回美味しいローストポテトが食べたいと思い、注意してじゃがいもを選ぶようになりました。パッケージに、”ロースト用”とか”茹でる用”とかしっかり書いてくれているものもあって、そういうのは素直に用途に合ったものを選ぶと美味しく料理することができます。量り売りで売っているものは少し分かりにくいので調べてみると、どうやら3種類のじゃがいもがあるようです。1種類目は日本のメークインのようなじゃがいもです。芋の種類でいうとNadine や Dragaがこれにあたります。水分が多くでんぷんが少ないのできめが細かく煮崩れしにくいのが特徴で、サラダやキャセロールに向いています。2種類目は日本の男爵いものようなじゃがいもです。Agria, Fianna や Red Jackets.がこれにあたります。この芋はでん粉が多く水分は少なめでローストポテトやフライドポテトに最適です。3種類目は1種類目と2種類目の中間にあたるもので、茹でてもローストにしても使える万能ポテトです。Vivaldi Gold,やRua や Moonlightがこれにあたります。
皆さんも今度じゃがいもを選ぶときは用途に合ったじゃがいもを選ぶと料理が一段と美味しくなると思うので試してみて下さいね。
今回は私がニュージーランドに来て一番美味しかった義理の妹が作ってくれたローストポテトの作り方を紹介します。外がカリッカリでなかがふわふわで最高に美味しいですよ。
最高のローストポテトの作り方
材料
じゃがいも(ロースト用)1kg
オリーブオイル 120g
塩・胡椒
作り方
1、オーブンを200℃に温める
2、じゃがいもは皮を剥いて一口大に切る。
3、沸騰したお湯にじゃがいもを入れ、表面が少し柔らかくなるまで茹でる(7−8分ぐらい)
4、ざるでしっかり水気をきる。水がきれたら、ざるを揺すってじゃがいもの表面を毛羽立たせる。(写真参照)
5、オーブントレイにオリーブオイルを入れて5分ほど加熱して温める。
6、茹でたじゃがいもを熱々のオイルの入ったオーブントレイに入れて、オイルでまんべんなく表面をコーティングする。
7、オーブンに戻し、途中で1−2回ひっくり返しながら黄金色になるまで焼く。(30〜35分ぐらい)
8、焼き上がったら塩胡椒をたっぷりふってできあがり。
2016年から家族4人でニュージーランドに移住。料理を作るのも食べるのも大好きです。ニュージーランドで出会った美味しいものを紹介しています。
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