ニュージーランドのキッチンには必ず常備されている大きなオーブン。このオーブンを使って簡単に美味しい煮込み料理が作れます。
日本のガスコンロには必ずと言っていいほど魚焼きグリルがついているように、ニュージーランドのキッチンにはお鍋が一個丸ごと入るような大きなオーブンが必ずと言っていいほどついています。日本にいる時は電子レンジサイズの小さなオーブンしか持っていなかったのでニュージーランドで初めて住んだ小さなお家に大きなオーブンがついているのを見た時はとても嬉しくて、ケーキやクッキーなど甘いお菓子を沢山作って楽しみました。日本のオーブンよりも火力がしっかりしているので火の通りがよく美味しく仕上がるような気がします。
ずっとお菓子作りにしか使っていなかったこのオーブンですが、ニュージーランドの人達はこのオーブンをお料理を作るのに上手に使っていることに気が付きました。
ニュージーランドのごちそう、大きなお肉の塊を丸ごと焼くローストを作る時はもちろん、野菜を焼いたりリゾットを作ったり煮込み料理を作ったりと用途は様々です。私もフライドポテトを作る代わりにローストポテトをよく作るようになりました。揚げ物だとずっとお鍋の前で見張っていなければならないところが、オーブンに入れてしまえば、1、2度ひっくり返すだけで後はほったらかしにしている間に勝手に美味しいローストポテトができてしまいます。しかも、油の量も少なくてヘルシーです。火力が強くてスペースも広いので、ピザもとても美味しく一度に沢山焼けます。
色々美味しい料理が作れるオーブンですが、今回は最近作ってとても美味しかったビーフシチューの作り方を紹介します。牛肉は調理の仕方によっては固くなってしまうことがありますが、この方法で作るとお肉が感動するほどホロッホロに柔らかくなります。煮込む時間は長いですが、仕込み自体はとても簡単なので時間のある時に是非作ってみてください。今がシーズンのニュージーランド産のオレンジの皮をアクセントにしたちょっとおしゃれな味のするレシピです。
オレンジ風味のビーフシチュー
- 【材料】
- 牛肉の塊(beef casserole stake)750g
- 玉ねぎ 大2個(8等分)
- 人参 大1本(5mmの輪切り)
- セロリ 1本(薄切り)
- にんにく3片(みじん切り)
- フレッシュタイム 2枝
- ベイリーフ 2枚
- オレンジの皮1/2個分(千切り)
- 赤ワイン 250ml
- トマトペースト 大さじ2
- ビーフブイヨン 800ml
- 小麦粉・油 適宜
- パセリ 適宜(みじん切り)
- 【作り方】
- 1牛肉を大きめの一口大に切り塩コショウをふる。
- 2牛肉に小麦粉をまぶしつけて油をひいたフライパンで焦げ目がつくまで焼き皿によけておく。
- 3耐熱鍋に油をひき野菜とにんにくを炒める。
- 4野菜が透き通ってきたらよけておいた牛肉を鍋に戻し赤ワイン、タイム、ベイリーフ、オレンジの皮を加える。
- 5トマトペーストとビーフストック、塩、こしょうを加えてよく沸騰させる。
- 6鍋に蓋をして150度のオーブンで3時間煮る。
- 7蓋を取ってさらに1時間煮詰めたら出来上がり。




温野菜やローストベジタブルを添えて食べると美味しいです。
2016年から家族4人でニュージーランドに移住。料理を作るのも食べるのも大好きです。ニュージーランドで出会った美味しいものを紹介しています。
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