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何もない。を楽しむ

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が今住んでいる牧場では、「毎週誰かの家で、ディナーを食べる。」という行事があります。

 

決まりだったわけではなく、一人のワーカーが初め、じゃあ次は私がやるよ!という感じでゆるく続いています。

今は出産シーズンといい、季節分娩のニュージーランドでは子牛が一気に生まれるため、一年で一番忙しい時期です。朝は4時に始まり、時間がどんどん過ぎるなか予想外のハプニングを乗り越え、日が沈む時に家路に着く、くたくたの中でもちろん同僚とぶつかることもあるのですが毎回ディナーの場では、同じ酒を交わし、笑顔で楽しい時間を過ごします。

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そしてまた朝4時から仕事を始めます。

自分の国のお酒を用意したり、得意な料理を作ったり、はたまたテイクアウェイだったり、、、

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牧場の牛のお肉、飼ってる鶏の卵の料理を使った、地産地消料理なんかもあります。

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決まりがない中、それぞれの好意でやっているこの緩い集まりが何気に1週間の楽しみです。

私が住んでいるところは、見渡す限りの牧草地。車で行かなければいけない近くの街(集落?)には、5時に閉まるカフェと、ガソリンスタンドと、小さなパブがあるだけです。

だからディナーをして、お酒を飲む場は家しかないのです。笑

何もないからこそ、ワーカーとの関係を大切にして、会話やそれぞれのcomfortble food (家庭料理)を楽しむのだと思います。

異国の地で親元からはなれて風邪をひくときほど、心細いものはありません。

そんな時でも、食べ物を届けてくれたり、心配してくれたり、、、

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いつの間にか、牧場全体が家のような温もりを、人と家族のようなつながりを感じるようになっていました。

やはりこんなところにいると自炊の割合は圧倒的に増えますね。

 

田舎の大牧場で日本人一人、たくさんの牛と働いていた、ただの牛好きです。
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