以前から、ボートを持っている友人が、ときどき釣りに誘ってくれて、数えるほどながら、多少の海釣り経験はありました。後は、気が向いたら、たまに釣りに行く程度で、釣竿も、我が家に一本しかないような、そんなド素人な私でした。が、この夏に目覚めてしまい、ただ今ハマり中です。

OMAHA

オークランドから、車でおよそ１時間北上すると、OMAHAという町に着きます。ここは、綺麗なビーチが広がり、海のアクティビティーが楽しめる他、ビーチハウスなどの別荘も多く、特にこの時期になると、活気のある場所になります。以前、オークランドに住んでいた友人が、そちら方面へお引っ越しをしたので、OMAHAへのご縁もできて、行く機会が増えました。

この週末も天気がよく、満ち潮の時間が1時すぎと言う事で、そちらへ遊びに行きがてら、釣りに行こうと、予定を立てていました。11時ごろには家を出て、１２時すぎには到着するであろうと思っていたものの、夏の晴天の週末、渋滞が待っていました。オークランドから北上するとき、有料のトンネルを使うルートと、大回りをして一般道路で抜けるルートとありますが、便利なので、トンネルのルートを使う事にしました。

ですが、このトンネルが曲者でした。ずっと2車線で来ている高速道路が、トンネル付近で、1車線に変わるため、その影響でトンネルを抜けるのに、30分近くかかりました。その後も、OMAHAの一つ手前の町、MATAKANAと言う町に入るのに、渋滞。MATAKANAは週末になると、有名な「ファーマーズ・マーケット」が開催されるので、ただでさえ、人が集まる場所なのに加えて、私たちのように、ビーチへ向かう人の通り道でもあり、大渋滞でした。

やっと友人宅に着いた頃は、もう1時を回っていましたが、とりあえず、ランチをしてから、出かけることにしました。

釣り

そもそも私は、魚もさばけなければ、釣った魚を触ることもできませんでした。それが、数年前から、時間のある時に、魚を丸1匹買ってきて、自分でさばく練習をし始めました。下手くそでも、骨に残った魚の身を、スプーンでこそげ取って、猫たちにあげると、それはそれは、喜んでくれるので、なんだかそれも嬉しくて、そして、自分でも新鮮なお刺身が食べられるというのも嬉しいので、YouTubeを先生に、いろんな動画を何度も見て、練習しました。

ちなみに、鱗ですが、ペットボトルのキャップを使うと、周りに飛び散らず、取り除くことができるという事を、ネットより、学びました。また、生臭い手は、お酢を石鹸代わりにして洗うと、綺麗にとれるということも知りました。

子供たちも、一度釣りに出かけたときに、それなりに釣ることができたのが楽しかったようで、行きたい行きたいと言うようになり、それぞれの釣竿も買わされることになりました。まだ子供たちは自分で、針に餌を付けたり、針から魚を外したりできませんが、これから、少しずつ練習させて行こうと思います。

仮屋

やっと到着した友人宅は、これから家を建てる予定で、とりあえず、敷地内に住めるように、仮の住まいとして建てた「小屋」だそうで、どんなふうになっているのか、今日は、少しお邪魔して、見せてもらいました。

見た感じは、「とりあえず感」はありますが、中は、子供部屋二つ、主寝室、リビング、ダイニングキッチン、シャワー＆トイレと、完全に普通に家でした。友人の旦那さんと、その仕事仲間で建てたのですが、割と短期間で建てていたのを知っているので、その完成度には、とても驚きました。

周りは自然がいっぱいで、夜には、いろんな虫や、ハリネズミなどの小動物も出没するそうです。夏が終わらないうちに、テントを持って、遊びに行こうという計画も立てているので、子供たちも楽しみにしています。

いわゆる、ルーラルエリアなので、お水は貯水タンクを使っています。この時期は、雨が少ないので、タンクのお水が底をつくらしく、そうなると、お水屋さんから、お水を買うそうです。ですが、どこの貯水タンクもその状態になるため、お水屋さんも忙しく、家に来るのは１週間待ちになったりするそうです。

今日は、その話を聞いていたので、大きなタンクにお水入れて持って行きましたが、タイミングよく、私たちが来る前に、お水屋さんが来てくれたようで、不便はなかったようです。

LEIGH

ランチを済ませて、友人宅を後にし、みんな揃って釣りへ出かけました。友人お勧めのスポット、ＬＥＩＧＨという場所まで、車で１５分ほどかけて行きました。もうとっくに満ち潮の時間は過ぎていましたが、何人か、釣りをしている人はいました。

今日の餌は、イカとシマアジです。サヨリがよく釣れるスポットと聞いていましたが、実際は、変な時間に行ったせいもあってか、一匹もサヨリを釣ることはできませんでした。その代り、イワシがたくさん釣れました。まったく何も釣れない時と、ポンポンと釣れる時と、時間帯によって変化がありました。

お友達と一緒なので、子供たちは、釣りよりも、岩場で遊ぶのに夢中で、網を持って、小エビや小さなカニなどを捕まえて、遊んでいました。

結局4～5時間はいたのでしょうか、20匹近くのイワシを持って、帰路に着いたのは、8時を回っていました。家に着くころには、外は真っ暗で、子供たちもすっかり疲れてしまい、あっという間に寝てしまいました。