食いしん坊の私が、ニュージーランド生活で諦めていたもの、それは、「生タマゴ」を使ったメニューでした。カルボナーラに半熟タマゴの目玉焼き、ババロアに卵白の入ったチーズケーキ・・・などなど、実は、お店では出てくるものだったりしますが、自分で作るとなると、どうも後ずさりする感じでした。
実際に、スーパーに行ってみても、タマゴの「賞味期限」を見ると、なんと、およそ1か月ほど先なのです。確かに、加熱して食べる分には問題がないでしょう。でも、生となると、かなり不安ですよね。日本のスーパーですと、賞味期限は、およそ1週間のようです。となると、こちらでも、買ってすぐだと、案外大丈夫なのでしょうか・・・
ファームからの新鮮タマゴ
オークランドの中心から、車で25分ほどのところで、ファームを営んでいる友人がいます。広大な敷地で、フルーツや野菜、動物を育てていて、そこにいると、オークランドにいることを忘れてしまうくらい、長閑でとても素敵なところです。
最近、鶏たちが、たくさんタマゴを生むようになったという事で、定期的に買う事ができます。ちゃんと、生まれた日をタマゴに記入してくれているので、臆病な消費者としては、とてもありがたいです。新鮮なタマゴは、黄身はもちろん、白身までプリップリで、お菓子を作る際、白身と黄身を分けるときに、ちょっと手こずったくらいでした。
変身!!
さて、我が家へやってきた、12個の新鮮タマゴたち。どのように変身させましょうか?やりたい事はいっぱいあるので、順番にいろいろやってみる事にしました。
まずは、カルボナーラ。たくさんのレシピを参考にして、生クリームや牛乳を使わない、本場ローマのカルボナーラを真似てみました。
そして、ビスマルク。これは、ピザを焼いてから、温泉卵を乗せていただきました。
今が旬の、イチゴをたっぷり乗せて、ババロアも作ってみました。
温泉卵を極める
温泉卵とは、温泉がないところでは、どのように作るのかしら?と、調べてみました。今は、ほんとに、便利ですよね。こうやって、ちょっと疑問に思ったことがあると、図書館にいったりせずに、すぐに答えが出てしまいますもの。いろんなやり方がある中から、2つ、試してみる事にしました。
まずは、1つ目。沸騰した1ℓのお湯に、火を止めて、200ccの水を入れ、タマゴを入れて蓋をして放置すること、13分。取り出して、放置すること、4分。こんな感じになりました。
残念ながら、ちょっと緩かったようです。
次は、2つ目。
キッチンペーパー2枚で包んだタマゴを、沸騰したお湯の中に入れ、火を止めて放置すること18分。こんな感じになりました。やはり、ちょっと緩めでした。
好みの固さもあると思いますが、私のベストは、20分放置でした。
余談
「タマゴ」を漢字で書くと、「卵」と「玉子」とありますよね。その違い、ご存じでしたか?調理する前のタマゴを表すときは、「卵」で、調理した後のタマゴを表すときは、「玉子」だそうです。
さつこ
職業:主婦、CADドラフター
家族:キウイの夫、娘2人
ペット:猫2匹、ウーパールーパー2匹