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第2回 タウランガアートフェスティバル

『地元の人に聞く!タウランガ、ベイ・オブ・プレンティの魅力』の記事一覧へ

タウランガアートフェスティバルは1999年より隔年で開催されているタウランガを代表するアートフェスティバルです。演劇、ダンス、音楽、ヴィジュアルアート、執筆などの分野で活躍するアーティスト達が、タウランガ、マウントマンガヌイ、カティカティ、オポティキ、テプケで10日間に渡り、熱いパフォーマンスと作品を披露してくれます。

「旬のアーティストによる世界レベルの作品をタウランガに」をコンセプトに始まったこのフェスティバル。今年も制作総責任者のJo Bondさんと制作副責任者のClaire Mabeyさんが世界各地、またニュージーランド全土を旅して選りすぐった作品を、ベイ・オブ・プレンティに運んできてくれます。

ストリートパフォーマー
Photo: pushinguppixels.co.nz

制作副責任者Claire Mabeyさんに聞く見どころ

「タウランガの多様なコミュニティを考慮して、すべての人が何か一つでも楽しめるものがみつかるよう、プログラムを選んでいます」と教えてくれたのは制作副責任者のClaireさん。「サメのエキスパートとして知られるRiley Elliot氏のトークから、ワイン作りを題材にしたダンス『The Wine Project』、夜明けのコーラスイベントまで、今年も幅広いプログラムを用意しています」

Claire
Photo: Tauranga Arts Festival

2015年タウランガアートフェスティバルの幕開けは10月22日(木)の夜明けとともに!ウォーターフロントで早朝に開催されるオープニングパフォーマンス『Takiri Ko Te Ata − A Chorus Dawn』がタウランガの町に開幕を告げます。「このイベントのために特別に作詞作曲されたワイアタ(歌)をオフィシャルウェブサイトで公開しています。

事前に曲を知って頂いて、皆さんに参加して頂きたいんです」とClaireさんはイベントの趣旨を語ってくれました。港に昇る朝日に照らされながら、人々が歌を通して一つになる。タウランガらしさ溢れる幕開けになりそうです。

今年のフェスティバルにはウェールズの劇団、アイルランドのミュージシャン、チェコのアーティストに、オーストラリアのサーカスなどが迎えられています。また、国内外で数々の賞を受賞している劇団、Trick of the Lightによるパペットと影とライブミュージックを駆使した舞台『The Road That Wasn’t There』など、ニュージーランド国内の旬のアーティスト達による作品も多数登場します。

チケット料金は公演により異なりますが、通常大人料金で$20NZD〜$65NZDほど。詳細・購入方法はオフィシャルウェブサイトでご確認頂けます。
http://www.taurangafestival.co.nz

ルミナリウム

またフェスティバル開催期間中には、幻想的な光りと色に包まれたドーム、ルミナリウムがタウランガのウォーターフロントに出現します。今回タウランガに出現するルミナリウムはイギリスの「Architects Of Air」が本国で今年5月に発表したばかりの新作『アーボリアArboria』です。

ルミナリウムは自然の光を利用した空間アートであり、その日の天気によって、空間内の表情も変わるそうです。ドームの中を歩き回るだけではなく、すわったり寝転がったりして、光りと色の美しさと、幻想的な空間そのものをじっくり堪能したいですね。

アーボリア
Photo: Tauranga Arts Festival

コミュニティ・デイ

「他の地域から参加してくださる方々には、10月24、25、26日のレイバー•ウィークエンドが最適だと思います。町の中心部ザ・ストランドに特設されるパシフィック・クリスタル・パレスなどで連日ショーが開催されます。また24日(土)のANZコミュニティ・デイには、タウランガの町の中心部をマーケット、ストリートパフォーマンス、音楽などで占拠します!」とClaireさんはご家族で無料で楽しめるイベントも紹介してくれました。

コミュニティ・デイのテーマは、今年初版刊行150周年を迎えたルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』です。自作のコスチュームで参加して、皆さんご存知のあの帽子屋さんとともにフェスティバルを盛り上げてみてはいかがでしょう。

ストリート
Photo: pushinguppixels.co.nz

タウランガがいつもより熱くなる10日間、この機会に是非遊びにいらっしゃってください。

May

教員、イベントコーディネーター、翻訳者、フリーライター、2児の母。
イベント、アート、教育、食、人を通してニュージーランドを知るべく日々探索中。