ワクワクを感じている時、誰もが本来の自分自身に戻ります。自分らしく生きる時、あなたが最高の人生を生きるのに必要なことがどんどん起こり、人生が楽しくなっていきます。あなたはニュージーランドで、どんな「ワクワク」をしたいですか？

今よりもっと幸せになりたいあなたへ

今までのコラムでは、自分の中の「難しい感情」にどう向き合うかについて、いろいろ書きました。自分の感情に繊細になり、ありのままの感情を肯定することは、自身への最高の思いやりであり、自分を尊重する行為です。

自分らしく生きることと、自分自身のことを「感じる力」とは、深くつながっています。

ここで大事なのが、「感じる力」を養うことは、難しい感情だけが対象ではありません。喜び、幸せ、ワクワク、情熱、感動―このようなポジティブな感情を「感じる力」も、同時に育んでいくことが大切です。

幸せになるには 、幸せを「感じる力」 が必要です。

自分がワクワクすること、情熱が湧くことに従って生きると、心が弾んで、人生がどんどん開かれていきます。

自分で自分を不幸にしている無意識の観念に気づく

そうは言っても、思いっ切り楽しむことができない人って、案外多いのです。自分の中に、人生を狭めたり、自分を小さくしようとする観念があると、思いっきりワクワクすることができません。

どういうことかと言うと、例えば以下のような気持ちが、時に自分を制限していることがあります。

「幸せなことが起こったら、何か不幸せなことが待っているんじゃないか」

「自分には、こんな大きな幸せをもらう価値がない」

「楽しんではいけない」

「幸せを感じると、罪悪感を覚える」

「私が幸せになると、人に迷惑がかかる」

「自分には価値がないんだ」

「あの人はすごいけど、自分はすごくない」

「今のままの自分は力不足」　

このように、自分で自分に重荷を課したり、制限したりして、不幸や苦しみをつくっていることが多いのです。セラピストとしてたくさんの方々と関わってきた経験から、またわたし個人の経験からも、よく分かるんです。自分を閉じ込めたり、抑えつけるような信念があると、自分で先に進むことを無意識にやめてしまうのです。

サイコセラピーでは、自分を縛り不幸に引きずる「制限」や「思い込み」という足かせを、１つ１つ外して、「自分らしく生きるあり方」を経験から学んでいきます。

日本人にありがちな罠

日本人によくあるのが、「何も苦労しないで楽しむことは悪いこと」という観念です。日本では「勤勉は美徳」とされています。「苦労は買ってでもしろ」と言うくらい、「苦労はいいこと」という雰囲気がありますよね。

裏を返せば「苦労はいいこと＝楽をする（苦労しない）のは悪いこと」ということを信じている。だから、わざわざいつも苦労したり、自分から人生を苦しくする行動をとったりします。また、楽しむことに漠然とした不安や抵抗を感じるかもしれません。

「楽しんじゃいけない」と感じている人は、正当な理由がないと楽しんではいけないと思っています。純粋にただ楽しむことへの罪悪感があり、無意識のうちに禁止しているのです。

だから、ニーズで行動しようとします。「やりたいか、やりたくないか」ではなく、「必要かどうか」「するべきか否か」「良いか悪いか」を、行動基準にします。でも、ニーズだけで動いていると、だんだん義務になったり、つまらなくなったりするものです。

「ワクワク」で人生の扉を開く

方法はいたって簡単！それまでの自分の中の「常識」を疑ってみることです。今までの考え方、良いと信じていたことを、思い切って捨てることです。「苦労＝いいこと」のような方程式を、一度ぶち壊さないといけません。

「ワクワク」に従って生きるためには、まず、苦労しないで楽しむことを自分に許可する。

ただ楽しんでいい。ただ遊んでいい。

これを実践するだけで、人生の流れが大きく変わり始めます!

「ただ自分がしたいから」という思いだけで、行動を起こしていいんだろうかと思うかもしれません。今までの常識の外に出ることは、怖いものです。怖さの外に出るには、行動してみるのが一番です。怖さがなくなるのを待ってたら、いつまでたっても行動できません。

あなたの中に、「ずっとやりたかったこと」「なぜか気になること」「何回も人から聞いたり目にしたりすること」などはありませんか？

せっかくしがらみの少ないニュージーランドにいるのですから(笑)、勇気出してワクワクすることを、まずはやってみましょう！

心の奥からスパークするような喜びが、あなたの胸中に思い出されることを、心から願っています。

11月3日（土）好評につき「自分再発見！ NZいるからこそ見える日本人の心」のセミナーを行います。
1:45pm-3:45pm、Epsom Community Centre Aucklandです。
詳しくは、seikoshirai.com/seminars をご覧ください。