こんにちは。オークランドに来て3週間がたちました。

最初に泊まっていた場所を移動し、現在はホームステイ先に滞在しています。

まだ着いたばかりなので多くのことは語れませんが、とても優しい夫婦で、英語に関することや縁の繋げ方をアドバイスしてくれてとてもありがたいなぁと感じています。

オークランドで迎えた誕生日と試練

前の家に滞在中、ついに20代最後の誕生日を迎えました。

いつも忙しいホストが珍しく来られたので、誕生日だからディナーを食べに行くつもりだと話すと、知人のイタリアンのお店を紹介してくれました。

久々に豪華な食事だったのと、お値段以上の味を提供してくれたので、その日は本当に楽しい時間を過ごせたと思います。 ここでも縁に感謝！

ところが、その家のチェックアウトの次の日からホームステイ開始ということで1日空白ができてしまい、延長できずに結局その1日分家なき子となってしまいました。汗

そんな時、ちょうど読んでいたガイドブックでワイヘキ島のことを知りました。

上質なワインで有名で、多くのワイナリーが存在するというこの島。

そしてオーガニックなオリーブオイルのショップもあるということで、ワインとオリーブが大好きな私は「そうだ！どうせならこの機会にここを旅しよう！」と思い立ち、1泊2日の旅を計画しました。

そして迎えた当日でしたが…最初から試練の連続で。笑

近くのカフェでフラットホワイトを購入した時に店員さんから何かを尋ねられたのですが、早すぎて全然聞き取れません。

え？え？ってなってたら、その時間が混んでいたこともあり、「もういいわ」って塩対応されました。

その後も、ワイヘキ島に行く船がほぼ同時刻に2つあって、どちらに乗ればいいのか分からなくてスタッフさんに尋ねていたら乗りたかった便を逃したし、ワイナリーでも全然言葉が聞き取れない。街中でベンチで休憩していたら突然地元のおばあちゃんに話しかけられたけど、本当にもう何を言っているのかさっぱり。

初っ端からのハプニング漬けにしんどくなってしまい、せっかく綺麗なビーチを見てもあんまり感情が動かず。

ただ、唯一オリーブオイルのショップのお姉さんとは(お酒の力も借りて)話が盛り上がったので、その時だけは楽しく過ごすことができました。

宿泊先でも、わたしがかなり疲れているのを見たホストがサクッと家の説明した後に「今日はもう休んだ方がいいよ」と気を利かせてくれてすぐに部屋を案内してくれました。

1日目はそんなところで幕を閉じました。

今、たとえ英語力がなくても

次の日は、夜明け前に鳥の鳴き声とともに目が覚めました。

いつもは近所の車の音で目が覚めていたのですが、自然の音で目覚めたからか思考がスッキリしているように感じました。

少し空が明るくなった頃、外に出てみると寒さもありながら風が心地よく感じました。

この日はオネタンギに行くつもりだったのですが、どうせなら自然を感じながら歩いて移動しようと思い立ち、ホストにチェックアウト後も荷物を置かせてもらい、前日に買っておいた水と少しの荷物だけ持って出かけました。

ワイヘキ島の中心街からパームを通ってオネタンギまで歩くのは正直大変でしたが、道から見える海やワイン畑、そして到着したビーチを眺めていると、なんだか心が洗われたように感じ、沈んでいた気持ちが回復していきました。

そして、「楽しむのに必要なのは、言語だけではない」と感じたきっかけに遭遇します。

それは、オネタンギビーチでのこと。

カフェの店員さんが、前のお客さん(中国人の家族)に塩対応だったので、めっちゃ怖い人かと思っていたら、「もしかして日本の子？家族が日本に住んでるんだよ！」と楽しそうに話をしてくれました。

そこで思い出したのが、初日の盛り上がった時とそうでない時のこと。

ティスティング時の興奮する私の様子に喜んで、お姉さんの個人的なオリーブオイル論を話してくれたときから話が盛り上がったことに気づきました。

一方のワイナリーでは、説明を受けて特に質問がなければそのまま次のワインへ…という感じで特に個人的な話などはないまま進みました。

楽しく過ごした時間に共通するのは、「言葉が違っても、景色や価値観など共通・共感したものがあった」ということ。

もし皆さんがこの国でやってみたいことがあるならば、挑戦して欲しいなと思います。

もちろん英語力があることに越したことはありません。

でも、英語力不足を理由に挑戦しないのは違うと思います。

景色に感動する・共通項で盛り上がるなど、これらは言語の壁を超えてできることです。

私はこの旅でそれを学びました。

来週、この旅で得た成果として言語関連のミートアップに参加してこようと思っています。

他の縁についても少し進展があったので、次回はそれらをお伝えできたらと思います！