ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

行動の先に見えた心の声

『スキル・英語力0から始まるワーホリ生活』の記事一覧へ

7月ももうすぐ終わり、オークランドでは街路の木々に花が芽吹き始めるなど少しずつ春の訪れを感じられるようになってきました。

 

1

私にとって、今月は自分の心と向き合うきっかけとなった月でした。

前回お話ししたミートアップもその1つですが、もう1つ自分の心と向き合う出来事があったので、今回はそれについてお話したいと思います。

新天地を求めて

今住まわせていただいているお家はもともと1ヶ月ほどの契約だったので、7月上旬から次の居場所を探していました。

オークランド以外にももっと色んなところに行ってみたいと思い、タウランガやウェリントンまで範囲を広げて、様々なお家を内見させていただきました。

この内見で起きた出来事だけでも記事を書けますが、今回のメインではないのでここでは割愛します(この経験のおかげで内見時に確認すべきポイントが分かってきたので、またどこかのタイミングでnoteにまとめます。)。

そして、最後の内見先にして最も遠い地・ウェリントンに行く日がやってきました。

世界共通の悩みごと

もともとウェリントンは1度旅行したいと思っていたので、6月のうちに飛行機や宿の予約を済ませていました。

ただ、ウェリントンは「風の街」というイメージしかなく、ネットで調べてもおすすめスポットが少ないので、「首都なのにこんなに情報がないとかある?あんまり期待できないかも…」と正直不安でした。

そして迎えた当日。

オークランドから1時間弱で空港に到着し、まず衝撃を受けたのは、空港に展示されている芸術作品の圧倒的な存在感でした。ウェリントンは芸術も盛んとは聞いていましたが、ここまでの作品があるとは思っていなかったので、早速いい意味で裏切られました。笑

2

到着後、オンラインコミュニティで知り合ったウェリントン在住者の方とその息子さんと合流し、ランチをご一緒しました。

息子さんは高校2年生で、これから次の進路を考える時期でした。

苦手科目に苦戦していることや将来就きたい仕事・進みたい分野がなく、次の進路に悩んでいることなど将来についての色んな悩みを打ち明けてくれ、何だか昔の自分を見ているような気持ちになりました。

やりたいこともなく、ただ親の希望通りの進路を歩いた学生時代。

将来に悩む彼の姿は、そんな10年前の自分と重なる部分がありました。

彼の一言が私の世界を変えた

色んな悩みを聞いて、それについて知っている情報を伝えていると、ふと彼は私にこう尋ねてきました。

「どうやってやりたいことを見つけたんですか?」

その言葉に思わずハッとしました。

自分の中では、こうしてワーホリに来たのは「自分の生き方は今のままでいいのか?この人生でやりたいことは何か?」を自覚することであって、今時点でやりたいことをやっている感覚ではありませんでした。

でも彼には、私が“やりたいことをやっている”ように見えていました。

旅に出て、色んな出会いと別れ・経験を重ねること。それが好きで、そういう生き方をしたいとは思っていましたが、既にそれが叶っていたということを彼の言葉ではじめて自覚しました。

私にとって、このワーホリは“やりたいことを見つける期間”だと思っていましたが、どうやら“やりたいことをやっている時間”だったようです。

3

ランチが終わって彼らとお別れした後、私はウェリントンの中心部に移動し、この日から3日間滞在しました。

その間、内見以外の残りの時間を、街を歩いたりカフェ巡りをしたりなど、その時その時で「ここ入ってみたいな」「これ見たいな」と思ったことをやっていきました。

この3日間だけでも、現地の人たちの優しさに触れることが多く、いつの間にか私は「今度はこの街に住みたい」と考えるようになっていました。

というわけで、来週からはウェリントンにしばらく滞在することにしました。

いつまで滞在するかは分かりませんが、直感的にとてもいい経験になると感じています。

やりたいことが見つかったといっても、お金や仕事や英語など、不安要素はまだまだでてきます。

それでも、心が諦めない(帰国しない)のは、きっとやりたいことをやっているからなのだと思います。

次回はどんな報告ができるでしょうか。

今時点はノープランですが、また素敵な出会いや経験について伝えられたらと思います。

では!

 

むにえる
元地方公務員。安定思考に疑問をもち、昔から夢だった「海外暮らし」のために公務員を退職して6月からワーホリ開始。スキル・英語力0から縁だけを頼りにどこまでいけるか挑戦中。

(note:https://note.com/meuniel_06)