雨の中の熱気
先日、ウェリントンで開催されたジャパンフェスに行ってきました。あいにくの雨模様でしたが、会場は多くの人々で賑わっており、日本文化を楽しんでいる熱気が伝わってきました。日本人の姿も多く見かけ、ウェリントンにこんなに多くの日本人がいることに正直驚きました。笑
私自身、海外に住む日本人としてこうしたイベントに参加するのは初めてで、こっちではどんな風に日本を紹介しているのか興味があり、とても楽しみにしていました。
会場は1階から3階に分かれており、東京や京都をはじめとするさまざまな地域の特産品が展示・販売されていました。日本の伝統的な工芸品やお菓子、衣類など、さまざまな商品が並び、訪れる人々の目を引いていました。特に印象的だったのは、私が日本にいた頃でも見たことのないような商品も多かったことです。食べ物でいえば、ポン菓子やおでんとして売られている食べ物が私が知っているものと違っていて、とてもユニークな形をしていました。また、剣道のグッズや盆栽など、海外ならではの展示もあり、このブースは多くのキウイの人たちで賑わっていました。
日本らしい文化といえば、アニメやマンガの影響を受けた商品も多く見られ、キャラクターのTシャツなどのグッズや折り紙のアクセサリーなど、日本のポップカルチャーを反映した商品が並んでいました。特にこのジャンルのブースは、若い人たちを中心に盛り上がっていました。私もアニメやマンガが好きなので、こうした商品を見ているとつい心が躍ってしまいました。笑
懐かしさと新たな発見と
フェスティバルでは、コスプレを楽しむキウイの人々も多く、アニメやゲームのキャラクターに扮した人たちが会場を歩く姿は、まるで日本のアニメイベントに来てしまったかのような錯覚を覚えました。彼らの楽しそうな姿を見ていると、こんな遠く離れた場所でも日本の文化は愛されているんだなぁとなんだか嬉しくなりました。
抹茶やおでん、お弁当など、日本らしい食品が販売されているブースでは、長い列ができていました。そんなブースを眺めながら散策していると、久しぶりに日本の空気を感じることができました。いくつか食べ物を購入しましたが、久々に味わった日本の食べ物は、本当に懐かしさの連続でした。こうしたイベントを通じて再び味わえることが、とても嬉しい体験でした。
懐かしさもありつつ、このイベント全体で感じたのは、ニュージーランドの人々が日本文化をどれほど愛しているかということです。彼らは日本の伝統や文化を知ることを楽しんでいて、日本の文化を体験しようとする姿勢がとても印象的でした。日本にいる頃の私にとって当たり前だった日常が、こちらの人々にとっては新鮮で面白い体験であることを再認識しました。日本の文化が他国でどのように受け入れられているのかを知る機会にもなり、本当によい経験になったと思います。
離れたからわかる、日本のよさ
フェスティバルでは、販売ブースだけでなく、日本の音楽や武道のパフォーマンスも行われ、それぞれのパフォーマンスを真剣に見ているキウイの人たちも多くいました。これらのパフォーマンスは多くの人々を魅了し、観客から拍手が送られていました。
このフェスティバルを通じて、私はやっぱり日本が好きだなと感じました。こちらに来て久しく忘れていた日本人の感覚を思い出したのです。
私はワーホリで来ているので、来年には帰国しなければなりません。帰国後はどうしようか色々悩んでいましたが、日本の各地方を旅して、それぞれの地域の雰囲気を楽しみたいという気持ちが強まりました。そういう意味でも、このフェスティバルに参加したことはとても大きな意味がありました。
また、ウェリントンの人々がこのイベントを楽しんでいる姿を見て、海外から見る日本という視点に触れられたこともとても新鮮で貴重な体験でした。
皆さんも、たまには日本の文化に少し触れてみて、故郷を思い出してみてください。意外な発見があるかもしれません。
むにえる
元地方公務員。安定思考に疑問をもち、昔から夢だった「海外暮らし」のために公務員を退職して6月からワーホリ開始。スキル・英語力0から縁だけを頼りにどこまでいけるか挑戦中。
- (note:https://note.com/meuniel_06)