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第8回 2歳児と夏休み最後の思い出作り

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ニュージーランドでは2月から新学期が始まります。夏休み最後の思い出作りに、シーフード・フェスティバルとA & P ショーに出かけてきました。

羊とヤギ

シーフード・フェスティバル

ロトルアのレイクフロントのすぐ横にあるヴィレッジ・グリーンという広場で、夏休み最後の土曜日にシーフード・フェスティバルが開催されました。ロトルアは内陸にあり海とは接していないのですが、先住民のマオリの人たちは魚介類を好んで食べるのでどんなシーフードにありつけるのか、行く前から興味津々です。

入り口で入場料を払うと、入場券代わりに紙製のリストバンドを付けてくれます。息子はまだ小さいので入場無料ですが、それでもリストバンドを付けてもらえてウキウキです。何度も触ったり、空にかざしたり。

会場内のそれぞれのテントで、様々な魚介類の料理が用意されています。どの料理も試してみたいのですが、とても食べきれないので、会場をぐるっと回って下見をした結果、スモークフィッシュのキッシュとポテトサラダのセットを食べることにしました。

このフェスティバルでよかったのが、お酒を売っているブースがあったこと。ニュージーランドでは屋外の飲酒は基本的に禁止されているのですが、フェスティバルの会場内では許可が下りていたようです。せっかくの機会なのでアップルサイダーを頼みました。

キッシュ

会場内の特設ステージで歌や音楽の演奏があり、それをBGMに暑い夏空の下キッシュもサラダもサイダーもとっても美味しく頂きました。

玉入れゲーム

それから、こんなサーカスから出てきたようなお姉さんもいて、魚のぬいぐるみを使った玉入れゲームで子供たちを楽しませてくれました。子供を飽きさせないようなサービスはどこへ行っても助かります。

A & P ショー

A & P ショーとは、Agricultural & Pastoral Showといって、農業と牧畜の展覧会のようなもの。ニュージーランドの各地で開催されています。このなんともニュージーランドらしいイベントに、今年は息子と初めて出かけてきました。

最初に目にとまったのは、やっぱりファームアニマルたち。私たちは農場主ではないので見るだけですが、羊や豚をはじめ、ウサギ・ニワトリ・ヤギ・アルパカなんかもいて、さながら動物園のようです。柵の中で動物たちと触れあえるコーナーもありました。

ウサギ

息子が意外にも集中して見ていたのが、薪割りコンテスト。私たちが見学していた時はちょうど青年部門の回で、一番若い参加者はなんと8歳だそうです。若いとはいえ、かなり様になっていて迫力あり。息子もこんなたくましい男の子に成長してくれるかな。

薪割りコンテスト

私の個人的なハイライトは、食べ物コーナーで食べたソフトクリームです。アイスクリームの個人消費量が世界一と言われるニュージーランドですが、ソフトクリームって普段意外とお目にかからないような気がします。

久しぶりに食べたソフトクリームはミルク風味でとっても懐かしい味がしました。

お出かけに見る成長

夏休みにいろんなところに出かけて行って、息子も今では「お出かけするよ」という言葉は理解しているようです。理解してくれているから、出発前にさっと着替えて準備してくれる・・・ということならいいのですが、実際は「ノ〜」という言葉が返ってきたり、わざと仕舞ってあったおもちゃを広げたりすることも。

そんな反応でも言葉を理解しているのは成長の証し。お出かけが嫌い、というよりは、遊びを中断したくないという感じなので、「ごはん」とか「アイスクリーム」というキーワードを使って出かける意欲を掻き立てたり、褒めてその気にさせたりして何とか乗り切っています。

新学期が始まると午前中に出かけることが増えるので、時間に追われることがもっとあるかもしれません。少し心配な反面、お出かけに対する反応にどんな成長を見せてくれるのか楽しみでもあります。

山田 早矢香

ロトルア在住。2003年に短期留学の予定で初めてニュージーランドに渡り、その後滞在を延長。ワーキングホリデービザ、就労ビザを経て、2014年に永住権取得。現在は2歳になる息子の子育てに奮闘中。