今日は、僕の自己紹介も兼ねて、就職活動の流れを書きます。
ニュージーランドへ
僕は日本で保育科の大学を卒業後、7年間保育士として働き、2014年9月にニュージーランドに来ました。保育のカリキュラムやその教育理念で世界的に評価の高いフィンランドやノルウェーに並び、世界的に高い評価を得ているニュージーランドで保育士として働いて、日本で知識と経験を活かしたいと思ったからです。
IELTSコースに通う
当時、僕は英語のテストであるIELTSアカデミックで全て7以上を取らないと保育士として働けないと思っていたので、まず、オークランドに着いてすぐにIELTSのコースがある語学学校に通いました。
IELTSスコア7というのはTOEICでいうと800点以上ですが、その時の僕のアイエルツは4.5でした。
TOEICに換算すると400点くらいです。半年学校に行き何度も試験を受けましたが、スコア7には届かず、資金も底を尽きかけて、とても焦りました。この経験で、英語に苦手意識が芽生え始めました。
キウイフルーツピッキング
学校を卒業したあと、ワーホリビザを延長するためにキウイフルーツピッキングの仕事で働きました。もう日本に帰国しようかとも思いましたが、保育士としてニュージーランドで働くという夢が叶っていないままでは帰れないと思ったので、留まることにしました。
実際に働いてみると、キウイフルーツピッキングは、いろんな国から来ている友達もできて、とてもいい経験になりました。
- 季節労働の探し方については
- コチラ(https://nzdaisuki.com/topic/topping/seasonal-jobs)をどうぞ。
保育園でボランティア
そして、この時に出会った一組の家族に、保育園のボランティアを紹介してもらうことができ、そこから僕の就職活動は一気に良い方向に向かいました。 ここでは、週一回、ボランティアをさせてもらったのですが、園長先生に、IELTSスコア7を取らなくても保育士として働けることを教えてもらえたのです。スコアが伸びないことで自信を失くしていたので、もうIELTSを勉強しなくても働くことができるんだ、と分かったときの安心感は忘れられません。
履歴書にボランティア経験
そして早速、いくつかの保育園と幼稚園に履歴書を送ったところ、いくつかの保育園と幼稚園から返信をもらうことができました。これまでは、保育園で仕事をするのはとても難しいと思っていたので、驚きましたが、嬉しかったです。最終的に、最初に連絡をくれたオークランドにある保育園で働くことに決めました。ここでは1年2か月働かせてもらいました。
どうして僕を雇ってくれたのか、その時の園長先生に聞いたら、一つ目は、男性の先生が少ないから欲しかったということ。二つ目は、面接での態度が良かったからとのこと。最後は、日本での経験とニュージーランドでのボランティア経験でした。僕が気にしていた英語力は、それほど重要じゃなかったということに、とても衝撃を受けました。また、ボランティアをやっているときのことを履歴書に書いたことで、就職活動がスムーズだったことと、実際に仕事に就くことができたことを実感しました。
そして現在
それから僕は、ニュージーランドに来る保育士希望の人には、まずボランティアを経験することをお勧めするようになり、自分でもインターンシップのプログラムを作るようになりました。そして、IELTSにも合格し、現在はニュージーランドの保育士資格を申請中です。
保育士資格を取ることはニュージーランドに来た目的のひとつなので、結果が出るのが待ち遠しいです。
以上、僕が就職活動を成功させることができた理由でした。
- Naoki Yajima
- 日本で7年保育士として働き、保育の修士号を取得した後、ニュージーランドに移住。
- オークランドの保育園で働いてもうすぐ2年です。