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第11回 ニュージーランドの交通違反と罰金

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第11回 ニュージーランドの交通違反と罰金

WoF切れ、Rego切れの場合は各々に$200の反則金

WoFが切れている、Regoが切れている。って車、結構あります。Regoは封書で請求が来るので思い出しますが、WoFは自分で確認しないといけないので忘れがちです。外側から見たけど何月としか書いてないから何日に切れるかわからない、裏からみたけど読めない。

公共の駐車場に停めてたらFriendly reminderがワイパーに挟まってた、などうっかりと言うことがほとんど(わざとWoF切れで放置する人はいないと思いますが。。。)ただこれも警察に捕まると「あらやだうっかり。」と言う訳にはいきません。WoF切れ、Rego切れの場合は各々に$200の反則金が科せられます。

ディーゼル車の場合はRUCが必要ですよね。これが過ぎている場合は未払い分の3倍の金額が反則金となります。パトカーにはナンバープレートをスキャンするカメラが付いているのもあり、その場でWoF、Regoの期限のチェックができるようです。なので期限は切れないようにチェックしてくださいね。

駐車違反

駐車違反

路肩に黄色の点線が書いてなければ駐車可能ですが、街中だと有料のところがほとんどです。前払い式でレシートをダッシュボードの上に置いておきます。初めてクルマを買って友人と出かけた日、この時間帯は無料になるから大丈夫だよ~!って言うのを真に受けて駐車したけど結局駐車違反。。。ちゃんと確認はするべきでした。(笑)ということや、大体このくらい買っておけば大丈夫かな~と思ったけど思いのほか時間がかかってしまってやばい、時間が、、、とヒヤヒヤしたり。を買おうとしてたら知らない人にこのレシートまだ時間あるからあげるわよ~と言われ、お言葉に甘えたり。 いいこともありましたが前払いって少し不便だなと思います。

レシートを表示してあるけど駐車時間を越えてしまっている場合$40+ 30分未満であれば$12、一時間未満であれば$15、最大で$57の反則金の支払いが必要となるようです。駐車する際は標識を確認してくださいね。

速度超過

駐車違反

車を運転をしていて一番気をつける事と言ったらスピードじゃないかな。と思います。ついついスピードが出てしまった。と言うことは誰にでもあると思います。が、50km制限、60km制限の道路でもスピードカメラを積んだバンが停まっていることがあります。ポリスのカラーリングをして目立つもの、一般車を装ったバンを路肩に停めて測っています。5km/hオーバーでも反則金は支払わないといけないので気をつけてくださいね。どこでもスピードの出しすぎには気をつけましょう。

10km/h以下の速度超過で$30+10ポイント、11~15km/h超過で$80+20ポイントと速度が上がるたびに反則金もポイントも大きくなり、最大で50km/h超過で$630の反則金が科せられます。40km/h以上の速度超過の場合は28日の免許停止、50km/h以上の速度超過の場合では不注意、危険運転、または無謀運転として罪を問われます。スピードカメラで撮影された場合はポイントは加算されませんが、反則金の請求はきます。

友人が少しスピードを出してて(5~10キロオーバーだったかな)、パトカーとすれ違い、まさか追いかけてはこないだろうと思ってたらUターンしてきて捕まった。と言っていました。。。

飲酒運転及び麻薬等運転

20歳以下はゼロアルコールリミットとなるので飲酒した後は運転できません。20歳以上では呼気1リットル中250マイクログラム(0.25mg)もしくは血液100ml中血中アルコール50mgがリミットとなります。反則金は$200+50ポイント。

アルコールや薬物の影響を受ける運転は重大な犯罪であり、特に再犯者には厳しい罰則があります。

もしも3回以上違反をした場合、一年以上の運転免許証の取り消し+$6000の罰金もしくは2年以下の懲役が科せられます。もし飲酒運転で人を死傷させた場合、免許取り消し+$10,000の罰金もしくは実刑が科せられます。それでも違反を続け、呼気もしくは血液検査の際に法定で定められた制限または薬物の使用が発覚した場合、免許取り消し+最高で$20,000の罰金もしくは5年以下の懲役となります。

ホストファミリーにビール1瓶(330ml)かワイン1グラスなら大丈夫だよ。と教えてもらいました。これは個人差があるので絶対大丈夫!とは言えませんが。。これから夏。ビーチで1杯がついつい飲み過ぎて。。。。なんてないとは言い切れません。昼間でもビーチに繋がる道で検問やってたりしますし、なんにせよ飲んだら運転しないのが一番です。

無免許運転

もしも無免許で自動車を運転した場合$400の反則金が科せられ、裁判所に出頭を命じられた場合は最大で$1,000の罰金が科せられます。その他警察により運転を禁止され、車は28日間没収されます。
無免許で運転なんてする人はいないと思いますが。。。

その他の違反

駐車違反の$12から過積載の$10,000までの反則金があります。

タイヤの残り溝が1.5mm以下(タイヤの使用限度は1.6mm)のまま走行していると$150の罰金などなどあります。シートベルトは全席着用ですが、シートベルトを着用していない場合は$150。運転中に携帯電話の使用をしていると$80+20ポイント。赤信号無視、一時停止サインを無視すると$150+20ポイント。

ここで紹介しているのはあくまでも基本的な違反に対してであり、必ずこの反則金で済むとは限りません。ケースバイケース。

もし海外の運転免許証しか持っていない場合

もしも日本の運転免許証しか保有していない場合で、免許停止、免許取消処分をうけた場合、NZの運転免許証を取得するまではNZでの運転をすることは許可されません。免許停止、免許取消期間が終わるまではNZの運転免許証を申請することもできません。

裁判所では、安全でない車両を使用した場合に$2000。無謀運転、危険運転で他人を負傷、死傷させた場合、もしくはひき逃げにより他人を死傷させた場合$20,000までの罰金を科すことができます。
NZにもポイント制度があり、2年以内に交通違反で受けたポイントが100ポイントを超えると3ヶ月の免許停止になります。

少し前にNZの交通事故防止のCMが衝撃的と日本で話題になりましたが、その他の飲酒運転、麻薬等運転などのCMやHighway copsなどのTV番組も考えさせられるなと見ています。
後悔しても元には戻りません。ちょっとくらい。から繋がっていきます。数十ドルの反則金でもちょっと悔しいですよね。でも悪いのは違反した方なので、、、なんにしろ違反はしないのが一番。お気をつけください。

びぃ

クルマ好き?、、ドリフトが好き。短大時代に授業の一環WRC参戦に雑用係りとしてお供し2週間NZへ。観光する間もなく帰国。 数年後、ワーホリでNZへの渡航を決意。15キロのスーツケースを手に一人この地に立ち、一年間のワーホリのつもりがたくさんの素敵なご縁ではや3年。