今回はクイーンズタウンでの仕事探しについてご紹介します。

貴方のお持ちのビザはワーホリビザですか、それとも学生ビザですか？
学生ビザであっても14週間以上のコースにて申請している場合英語力に関係なくパートタイムで週20時間働く事が出来ます。

しかし学生ビザで仕事を探すのは私にとって想像以上に過酷なものでした。
結論から述べますと私はクイーンズタウンで仕事を見つける事ができませんでした。元々エージェントの方とクイーンズタウンでアルバイトをすると仮定し今回の留学費用、半年分を見積もっていたので、私は予定より早く帰らなければいけなくなりました。しかしここで出会ったタイの友人が「もし貴方がタイに来るなら家に泊めてあげる」と言ってくれたので私はクイーンズタウンを早めに出た後、ビザの有効期限が切れるまでタイに滞在する事に決めました。今となっては、ここでの滞在期間を短縮する事に対しポジティブに考える事ができますが、以前までは深刻に悩んでいました。
今回は私の経験をもとに「仕事探しのあれこれ」と、また「何故私が仕事を見つけられなかったのか？」を自分なりにまとめて書きました。

CVの書き方

1番最初にCVとは何か？ と思われる方が多いのではないかと思います。私も初めて聞いた時は頭の中にはてなが、沢山浮かびあがりました。CVとはCurriculum Vitaeの略で、日本でいう履歴書に相当します。ただ日本の履歴書と異なり決まったフォームがなく、1から自分でタイプし作成しなければいけません。

写真に写っているCVは実際に私が以前作成したものです。人によってはお金を払って専門の方に依頼し作ってもらうみたいです。なので、参考程度に見て頂ければ幸いです 個人情報に繋がるところは黒く塗りつぶしています。

• 1番上から個人情報について書きます。（氏名、現在住所、E-mailアドレス、電話番号、IRD番号、国籍、ビザの種類と期限、話せる言語）
• 2番目に自分の事について書きます。ここは特にこれを書くという決まりがなく自由に書くことができます。出来るだけここで自分をアピールすることが大切です。また働ける時間帯などもここでまとめて書きます。
• 3番目に職歴について書きます。私は正社員として働いた経験がないので日本でのアルバイト経験について書きました。
• 4番目に学歴を書きます。私は高校までの学歴を書きました。
• 5番目に自分の趣味について書きます。
• 最後に自分を推薦してくれた人の名前とその人のアドレス、電話番号を書きます。私の場合は学校のマネージャーの方に推薦者になって頂きました。

CVを書く上で大切なのは出来る限り1枚にまとめる事、スペルミスをしない事です。私自身作成に当たり沢山のサイトを閲覧しましたが最も重要な事はこの2つだと思います！

CVが完成した後は？

CVが完成した後は何処に配りに行くか、ですがここでlakes weekly について紹介します。これは毎週火曜日に発行される地方紙のことでここに求人広告が沢山掲載されています。近くのコンビニやオコーネルモールの地下にも置いてあります。またwebサイトからも閲覧可能です。私も仕事を探していた時、毎週このlakes weeklyをチェックしていました。しかしハウスキーパーの仕事１つとってみても、以前にその職種に就いていた事が応募条件に加えられているケースが多く、私が応募条件をクリアできたのは本当に数件でした。そこで感じたのは仕事探しの厳しさと、アルバイトを含む職歴が少ない学生にとって如何に不利かということでした。

私は学校終わりに度々友達とCVを配るため町を歩き回っていました。とても小さな町なのに歩いても、歩いても一向に手元からCVがなくなりませんでした。その最大の理由は私が学生ビザで尚且つ半年以上この町に滞在出来ないという事でした。殆どのお店は長時間且つ長期間働ける人を優先的に雇います。私がお店の方に言われた事は「学生ビザはちょっと」でした。そして学生ビザというだけでCVさえ受け取ってもらえない事がざらにありました。それから数日藁にも縋る思いで仕事を探し続けましたが、ふとした時、よし、諦めよう。と思いました。そしてその日は沢山お酒を飲みました。

結局何が大切？

結局仕事探しにおいて大切なのは根気強さと運だと思いました。私の友人に何度も同じ場所にCVを出し面接まで漕ぎ着けた人がいました。しかし時には諦める事も必要だと思います。私は最終的にCVを10枚以上配りましたが、返信を受け取ったのは日本食レストランからのみでした。最終的にここで仕事を見つける事は叶いませんでしたが、それまでの過程はとても貴重な経験になりました。

デッィシュオッシュの様なポジションも見境なく受けるのも１つの手ではあると思いますが、私はあまりお勧めしません。最終的に自分のビザに合わせ最善の選択をして下さい！私の場合、英語の勉強が最大の目的だったので無理だと分かった瞬間に気持ちをぱっと切り替えました。今ではそれがあの時できたベストな判断だと思っています。この記事を読んで頂いた方がニュージーランド生活を思う存分楽しめる事を祈っています！