「日々の生活の中で、ほとんどの人は死について考えたりしない。そんなことを考えるのは老人か、宗教関係者か、保険屋ぐらいなものだ」
という記述を見つけて、大笑いしてしまった保険屋です。しかしながら、死について考えることを避けることはできても、死そのものを避けることは誰にもできません。
【生命保険は死が前提】
この仕事、特に生命保険を扱うとなると、商品自体が「被保険者の死」というものが前提になるので、そこを曖昧にしたまま説明したり、保険料を算出したりできません。ですから、
「ご主人がお亡くなりになった場合。。。。。」
「奥様がお亡くなりになった場合。。。。。」
「下のお子様がおいくつの場合。。。。。」
「住宅ローンが残っている場合。。。。」
と、あらゆる状況を想定して、ご家族のニーズとご予算に一番近い保険を、お客様と一緒に真剣に作り上げていきます。
【NZの死因上位5位】
では、NZではどんな死因が上位なのでしょうか?全体では以下のとおりです。
1位:ガン(29%)
2位:心疾患(18%)心臓発作など
3位:脳血管疾患(9%)脳卒中など
4位:慢性下気道不全(6%)気管支炎、肺気腫など
5位:不慮の事故(5%)
ガンの多さが目立ちますね。事故が5位に来るのも、車社会を実感します。
【働き盛りの死因上位5位は?】
これを30歳から54歳までの働き盛りに限ってみてみるとどうでしょう?
1位:ガン(37%)
2位:不慮の事故(15%)
3位:心疾患(10%)
4位:自殺(8%)
5位:脳血管疾患(5%)
ガンが4割近くに増え、事故も15%です。自殺が4位に入ってきているのも目を引きます。全体よりも働き盛り、子育て世代を襲うガン。数字で見ると愕然としませんか?
【日本のの死因上位5位】
では、NZに比べて日本はどうでしょう。
1位:ガン
2位:心疾患
3位:肺炎
4位:脳血管疾患
5位:老衰
事故の代わりに老衰が5位に入っていますが、4位まではガンが最大なのをはじめ、順位は違っても内容はほぼ同じとみていいでしょう。
【日本の年齢別死因は?】
日本の年齢別死因は15~39歳までのトップが自殺です。2位は15~29歳までが事故、30~39歳がガンです。40~54歳までの死因の1位は再びガンになり、2位は40~49歳までが自殺、50~54歳までが心疾患で、この1、2位が89歳まで続きます。
ご自分の年齢に照らして、どう思われましたか?ご参考までに。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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