【知り合いの白内障手術】
久しぶりに知り合いと会ったら、白内障の手術を受けたとニコニコしています。年齢のせいで少しずつ視界が白く濁っていき、不安や不快感が増し、点眼治療で進行を遅らせるのも限界だったといいます。何よりも運転する時、特に視界の悪い時の運転に不安を感じるようになり、手術には抵抗があったものの重い腰をあげたそうです。
【公立病院ならいつになるかわからない?!】
眼科医からはずっと手術を勧められていたけれど、
「できたら手術はしたくない。万が一失敗したらどうなる」
とかいろいろ考えてしまい、決心がつかなかったそうです。手術の相談をしに眼科医を訪ねて「公立病院だったら?」と聞くと、
「まだ待ちたいのか?公立なんてこの先どれぐらい待つかわからないぞ。」
と言われたそうです。
【片目4000ドル】
手術は私立病院で行うことになりました。手術の費用は、
「片目4000ドル。とてもじゃないけど自分じゃ払えない。」
という金額でした。幸いずっと医療保険に入っていたので、手術費用はすべて保険でおりました。
【手術は20分】
手術はものの20分で終了しそのまま帰宅でき、何日間かは眼帯をするそうですが経過は良好だそうです。
「こんなに快復するんだったら、もっと早くやっておくべきだった。」
これは白内障手術を経験した人からよく聞く一言です。差が歴然なんでしょうね。通常、白内障の手術は最も安全な手術と言われますが、目ということでどうしても敬遠されがちです。
【来月にはもう片方も】
来月にはもう片方の目も手術するそうです。
「両目で8000ドルだよ。保険に入ってて本当によかった。」
としみじみ言っていました。
「白内障は誰に起きても不思議はない。君は大丈夫か?手術はさっさと受けたほうがいい。」
とも言われました。
【原因は加齢や紫外線】
白内障の原因は目の中の水晶体が加齢、紫外線のほか、糖尿病やアトピーとの合併症等で白く濁り、視力が低下してしまう病気です。ここの眼科医がサングラスの着用を勧めるのは、南半球の強い紫外線から目を守るためなのです。水晶体が濁ると目のかすみ、視力の低下など不快な症状が強まります。その中でも一番の原因は加齢なので、誰にでも起きる可能性があります。
【8000ドルは40代の保険料の○~○ヶ月分】
両目の手術で8000ドルだとしたら、これは40歳の非喫煙男性の医療保険で考えると、スペシャリストカバーを含む保険料の140ヶ月分、含まない手術・入院だけの保険料だったら205ヶ月分に相当します。40歳の非喫煙女性だったら、スペシャリストカバーを含む保険料の114ヶ月分、手術・入院だけの保険料の177ヶ月分です。
加齢と医療保険の関係をみるいい例だと思いました。ご参考までに。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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