ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

第187回  第1回 住宅購入の悩みを保険で解決 

『知ってよかった!“ニュージーランドの保険豆知識”』の記事一覧へ

【増えている、日本人の住宅購入】
 日本人のお客様から「家を買いました」とか「家を買おうと思うんですが」というご相談を受けることが、最近ほんとうに増えました。歴史的な低金利にこの円高で、日本の貯金を頭金にしたマイホーム計画が早まったり、孫が生まれたのを機に親が頭金を貸してくれたりと、いろいろなお話を耳にします。友人や同僚が買ったのをみて、「うちも、そろそろ」というケースもあるようですね。
 
 今日は住宅購入に関する悩みが、保険でどう解決できるのかをご紹介しましょう。
 
【質問】:家を買おうと思ってるんですが、私は主婦で働いていません。主人になにかあっても住宅ローンの残りを保険で払って、そのまま買った家に住んでいることはできるんですか。自分一人で銀行に話しに行ったり、家を売ったりできないので心配です。
【回答】:
できます。住宅ローン(モーゲージ)保険があれば、ご主人が病気やケガで働けない間もローンの返済を続けることができます。最悪ご主人がお亡くなりになっても、ローン残高以上の金額の生命保険に入っていれば、保険でローンの残りを支払い、そのまま住み続けることができます。生命保険はローン残高だけでなく、残されたご家族が数年間必要とする生活費を上乗せした金額でご加入するようお勧めします。
 
【質問】:マイホームを買いたいんですが、前の職場でリストラされたことがあって今いち踏み切れません。リストラされたときにローンの返済を続けられる保険ってありますか。
【回答】:あります。住宅ローン(モーゲージ)保険は病気やケガで働けなくなったときにローンの返済を続けるための保険ですが、これに特約を付けることで、解雇された場合でも半年など一定期間(保険会社によります)のローン返済を保険で行うことができます。
 
【質問】:自営業なので仕事でよく車を使っています。この間、小さい事故を起こしてひやっとしました。交通事故で働けなくなったらACCの保障がありますよね。それはいくらぐらいもらえるんですか?住宅ローンがあるので、ちょっと心配になりました。
【回答】:
ACCからは過去12ヶ月間の税引き前収入の最大80%までの収入保障を受けられます。しかし、保険セミナーでよく問題になる点として、自営業者の中には奥さんはほとんど働いていなくても、収入を夫婦で分けて申告するケースが非常に多いそうです。実際はご主人一人で4万ドルの収入があったのに、夫婦でそれぞれ2万ドルの収入を申告するというものです。この場合、ACCの保障は2万ドルの最大80%になるのでご注意下さい。詳しくはACCへお問い合わせ下さい。ローンがあったら、やはり住宅ローン保険のご加入をお勧めします。
 
【質問】:銀行の金利も低いし賃貸物件を買おうか検討中です。賃貸物件でも住宅保険に入れますか。それは自宅より割高になったりしますか。
【回答】:
加入できます。自宅向けの物件に比べて保険料は割高になるのが一般的ですが、保険料も賃貸業のコストとして計上できます。
 
まだまだご質問があるので、次回も続きをおおくりします。

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

Accelerate Consulting
PO Box 87411, Meadowbank, Auckland 1742, New Zealand
Tel : 09 578 0792
Mobile : 021 968 968
E-mail : takahashi@accelerateme.co.nz
A disclosure statement is available on request and free of charge.