【増えているワークビザの生命保険加入】
最近、ワークビザの人からの生命保険のお問い合わせが増えています。よくある理由が「家の購入」です。住宅ローンを組むには生命保険の加入がまず不可欠だからでしょう。銀行によっては加入を条件にしているところもあります。もちろん、「何かあったときのために」「日本の保険から切り替えたい」というお問い合わせもあります。
【ビザの期間が通算2年以上が条件】
ワークビザの人でも、もちろん生命保険に加入できます。ただし、対応は保険会社によってまちまちで、条件が付くことが多いです。一番多い条件が「ワークビザの期間が通算2年以上あること」です。これは国の無料公共医療を受けられる条件と同じで、ワークの場合、2年が一つの目安になっています。ただし、ビザが2年なければ絶対に加入できないというほど厳格なものでもなく、対応はかなりケースバイケースです。
【対応は保険会社によってまちまち】
ワークビザの生命保険加入は保険会社によって対応がまちまちです。ちなみに私が取り扱っている保険会社だけでも、
A社:「ビザの期間は2年以上で、すでに永住権の申請をしている場合」
B社:「ビザの期間が2年以上で、すでに永住権の申請をしているか、申請の準備を進めている場合。またはキーウィか永住者のパートナーがいるか、家を購入するなど永住の意思がはっきりしている場合」
C 社:「ビザの期間が2年以上であればよい」
といった具合で、まちまちです。
【独身者の生命保険加入】
ときどき受けるお問い合わせに、「自分になにかあったときの費用のために」という理由で、独身者が生命保険の加入を検討しているケースがあります。こういう人は年齢的に若く、ワークビザの人もいます。この場合は保険の受取人を日本の両親やきょうだいにして、なにかあったときにNZに駆けつける費用などを生命保険でカバーしようというものです。
【月13ドルの保険料】
最近、こうした独身の方からお問い合わせを受け、ご家族のNZへの渡航費用の確保が目的なので、「とにかく一番安い生命保険」というのが条件でした。お客様のニーズに最も合う保険を探すのが私の仕事ですから、あれこれ調べた結果、月々の保険料13ドル、死亡保障保険金7万ドル+特定疾病保障保険金4万ドルという保険になりました。これはC社の保険だったので付帯条件も一番少なくてすみました。
「まだ永住権を申請していないし、申請してもすぐに取れるかどうかわからないし」と、生命保険加入を迷っているワークの方、心配ご無用です。ぜひご相談下さい。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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