間接税の増税ラッシュが続く中、どう生活防衛をしていくか。今回はチャイルドケアを取り上げます。
14歳以下のお子さんがいる家庭は、ぜひワーク&インカムのチャイルドケア・アシスタンス計算機を試してみて下さい。これが一番手っ取り早いでしょう。
(チャイルドケア・アシスタンス計算機のリンク)
http://www.workingforfamilies.govt.nz/calculator/index.jsp
赤い*印の欄は必須なので必ず答えて下さい。「パートナーがいますか」「あなたかパートナーは学生ですか」とYES NOの質問が続きます。
一例として、
「パートナーがいる」
「学生ではない」
「ワーク&インカムからのベネフィット(手当て)を受けていない」
「ステートハウスを賃貸もしくは購入していない」
「子供2人」
「パートナーと合わせた週給1,464ドル」
「住居はレント(賃貸)」
「居住地はオークランド」
「居住地区はオークランド・イースト」
「保有現金7,000ドル」
「現金以外の資産は1万ドル」(車2台分と仮定)
「週のレントは450ドル」
と答えてみましょう。
結果は、「親が働いているか、学生か、特別な状況にある場合(病気のパートナーの看病など)、14歳以下の子供1人につき、認可されたチャイルドケアで1時間3.70ドルの手当てが週50時間まで、アウト・オブ・スクールケア&レクリエーション(放課後の活動など)が学校休み以外で週20時間まで、学校の休み中は週50時間まで支給される」と出ます。
同じ条件で週給が1,580ドルなら2.57ドルとなり、子供の数と収入で支給額が変わってきます。保有現金や保有資産は記入が必須ですが、参照程度のもののようでここに100万ドルと打ち込んでも結果は一緒です。住んでいる場所やレントの金額も関係ないようです。ただし、片親が働いていないか学生でない場合、手当ては週9時間までとなります。
(手当ての早見表のリンク)
http://www.workingforfamilies.govt.nz/childcare-assistance/
これとは別に、3~5歳の未就学児がいる家庭は、「20時間ECE(early childhood education)」が無料で受けられます。これは年収に関係がなく子供の年齢だけで決まるので、申請をすれば1日6時間までか週20時間まで、保育園や幼稚園の費用が無料になります。週20時間を越える場合、その分は自己負担になります。
いずれにしても、対象となりそうな永住者はワーク&インカムやECEリスティング(ECEの対象となる保育園や幼稚園)
http://www.minedu.govt.nz/Parents/AllAges/ECEListing.aspx
で直接たずねてみることをお勧めします。これで親が働きに出ることができたり、働く時間を延長できたりすれば、世帯収入の助けになるはずです。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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