日本はシルバーウィークで羨ましいですね。NZは平常通りなので今週も更新します。前回に引き続きご質問へのお答えをまとめてみました。今回のテーマは永住権を持っていても外国人である身には気になる問題かと思いますで、皆さんのご参考になれば。
 
『質問』：永住権を持っていますが、今は事情があって日本に住んでいます。数年後にはまたNZに戻るつもりですが、今からでもキウイセーバーに入れますか。
 
『回答』：海外在住者は加入できないので、NZに戻り次第、加入手続きをとって下さい。
 
『質問』：親の介護で数年間帰国することになるかもしれないので、キウイセーバーに入るべきかどうか迷っています。将来的にはずっとNZで暮らすつもりでいます。
 
『回答』：親御さんの介護については一定の年齢以上になったら共通の関心事と言えそうですね。ただ必ずしも帰国しなければならなくなるとは限らないので、「将来的にずっとNZで」というのであれば、入っておく方が得策だと思います。少しでも早く入っておくことの利点は前にもお話しているので、リンクをご参考下さい。
 
第89回　キウイセーバー：【質問コーナー】18歳からと60代からの加入
http://www.nzdaisuki.com/column_insurance/detail.php?issue=89
第83回　キウイセーバー：早期加入が有利な訳
http://www.nzdaisuki.com/column_insurance/detail.php?issue=83
 
　加入後の一時停止については下記をご参考下さい。
 
『質問』：もしかしたら近々日本に帰ることになるかもしれない事情ができました。でもまたNZに戻りたいと考えています。この場合、加入しているキウイセーバーはどうしたらいいでしょう。
 
『回答』：2つ方法があります。一つは帰国している間も本人の積み立てを続けることです。ただし、この場合、国の拠出額（Tax creditと呼ばれているが納税しているかどうかは関係ない）を受け取ることはできません。もう一つの方法は一時停止（コントリビューション・ホリデー）を申請することです。一時停止については下記をご参照下さい。
 
『質問』：何年か日本で働くことにしました。子供が学校に行くようになったら戻って来たいのですが、その間キウイセーバーを止めておくことができますか。それとも解約しなくてはいけませんか。
 
『回答』：海外居住だけでなく、何らかの事情でキウイセーバーの一時停止をしたいときは、「コントリビューション・ホリデー」を申請することができます。条件は「会社勤めの場合、すでに12ヶ月以上の積み立てをしている事」なので、この条件にかなえば3ヶ月～5年の一時停止をIRD（税務署）に直接申請できます。
　5年以上の停止でも、5年ごとにIRDに通知していけば一時停止を更新していくことができます。ただし、これは解約ではないため、プロバイダーには口座管理料と残高に合わせた運用手数料を支払う必要があるので（残高から引かれます）、この点はご注意下さい。
 
　解約や加入者の死亡に関しては次回にお話します。
 
（以上は執筆時現在で発表されている条件を基に執筆したもので、条件が変更された場合はこの限りではありません。詳細は以下のリンクをご参照ください）
http://www.kiwisaver.govt.nz/being/spec-circs/#01