オーストラリア統計局(ABS)が発表したデータ によると、2025年12月までの1年間で、名目賃金(額面での給与)は 平均 +3.4% 伸びました。
しかし同時期の 消費者物価指数(CPI)は +3.8% 上昇しており、インフレ率の方が給与上昇率を上回った ため、物価の上昇を差し引いた“実質賃金”は減少した(後退した) と分析されています。
つまり、名目上は給料が増えても 生活費(家賃・食料・光熱費などの物価上昇)によって賃金の購買力が下がっている 状況です。これが、オーストラリアの多くの人が「給与を上げても生活が楽にならない」と感じる背景になっています。
かつては年間 A$100,000(約NZD 118,000) を超える給与は「快適に暮らせる目安」とされていましたが、今ではインフレを反映すると実質価値が低くなっており、同じ収入水準でも余裕が感じられなくなっている と指摘されています。
また、過去15年で給与水準の実質購買力はかなり低下しており、A$100,000 の現在の価値は 2010年当時の約 A$67,000 分の購買力 に相当するとされています。
