ニュージーランド政府は、現在の中等教育資格「NCEA(全国教育達成証)」を廃止し、2028年から新たに導入する「教科ベース」の教育制度の詳細を発表しました。エリカ・スタンフォード教育大臣は、学生が単に「単位(クレジット)を積み上げる」ことよりも、深い知識とスキルの習得に集中できる仕組みを目指すと述べています。
高校2年生(Year 12)では「ニュージーランド教育資格(NZCE)」、高校3年生(Year 13)では「ニュージーランド上級教育資格(NZACE)」という名称になります。
両学年ともに少なくとも5科目を学習し、それぞれの資格取得には最低3科目の合格が必要です。また、高校1年生相当(Year 11)の読み書き(リテラシー)と計算能力(ニューメラシー)の基礎試験合格が必須条件となります。
従来の累積単位制を廃止し、A+からEまでの6段階評価を導入します(C以上で合格)。評価は学内アセスメントと少なくとも1回の試験を組み合わせて行われます。
2028年からYear 11で科学(Science)が英語・数学と並んで必修科目となります。また、ジャーナリズム、政治・哲学、建築・建設といった新しい科目の開発も進められています。
この新制度は、国際基準との整合性を高め、保護者や雇用主にとっても学生の成績をより理解しやすくすることを目的としています。現在の小学9年生(Year 9)が、この新制度を全面的に経験する最初の世代となる予定です。
