ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

第267回  4月から救急車が値上がりしました 

『知ってよかった!“ニュージーランドの保険豆知識”』の記事一覧へ

【NZの救急車は有料です】
タイトルを見て、
「救急車が有料?まさか!」
「有料なのは知ってるけれど、いくらなのかは知らない。」
「乗ったことがあるので払ったこともある。けっこう高かった。」
「交通事故で乗ったけど、お金払ったっけ?」
と、いろいろな感想があると思いますが、NZでは無料サービスを提供しているウェリントン以外、全国約90%の救急車サービスはNGOのセントジョンによって提供されており有料です。ただし、ケガの場合のみACCが負担し、利用者負担はありません。
 
【1回乗ったらいくら?】
 気になるお値段ですが、1回乗ったらいくらでしょう? 料金は2種類あり、無料公共医療の対象になる居住者、つまり国民、永住者、2年以上のワークビザ保持者の場合と、それ以外の非居住者(観光客、ワーホリ、留学生、ガーディアン等)で分かれます。4月から改定された新料金は居住者向けで全国一律1回88ドル、非居住所向けで1回800ドルです。
 
【観光客、ワーホリ、留学生なら1回7万5,000円】
「え?住んでいる人が1回88ドルで、ワーホリや留学生なら800ドル?それって80ドルのまちがいじゃないですか?」
と言われそうですが、まちがいではありません。3月までの769ドルから800ドルに値上がりしました。今の為替レートの1ドル93円で考えると、救急車に乗るだけで1回7万5,000円になります。居住者でも8,000円以上ですから安くはありません。
 
【ケガだけは居住者・非居住者とも救急車も治療もACC負担】
 ただし、ケガだけは居住者・非居住者ともACC負担になるので、救急車代だけでなく治療費も国内にいる限りは一律無料です。しかし、このNZ独特の制度が誤解されて、
「NZの医療は無料」
と勘違している日本人が非常に多いのでお気をつけ下さい。
 
【救急車の値段から治療費は推して知るべし】
 非居住者の人に考えていただきたい点は、救急車に乗るのに1回7万5,000円かかるということは、運び込まれた病院で治療費がいくら請求されるかです。これは推して知るべしでしょう。いくら公立病院でも(救急車は公立病院にしか行きません)、非居住者は全額有料になります。日本で健康保険証がないまま病院に行くようなものです。健康保険があって3割負担でも「高いな」と思うことがしばしばだと思いますが、その3倍以上を自分で負担しなければなりません。
 
【いざという時、ほんとうに帰国できますか?】
 留学生はビザ取得の条件に医療保険の加入が含まれているのでいいとしても、ワーホリの方やお子さんの留学に付き添っているガーディアンの中には、
「いざとなったら日本に帰ればいい」
と医療保険に入っていない人が多いようです。しかし、救急車で運ばれるような事態になったらすぐに飛行機で帰国するのはまず無理でしょうし、たとえ応急処置や退院後に帰れてもそれまでの医療費を自己負担しなければなりません。
 
【非居住者の1年間の保険料は救急車代以下】
 非居住者の1年間の保険料は以下のように救急車代以下です。入院や手術となったら、まず保険会社が直接支払うため、自分で立て替える必要はありません。また、帰国搬送が必要な場合も保障に含まれています。
私がお取り扱いしている非居住者向け医療保険の保険料は
大人一人:$530
カップルプラン:$1,009
*17歳以下の子供は追加保険料なしで保険に加えることができます
 
 非居住者の保険未加入の方、または日本で入った海外旅行保険やクレジットカードで3ヶ月だけカバーしていたのが切れている方、ぜひこちらでの再加入をご検討ください。

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Authorised Financial Adviser (FSP68982)

ファイナンシャル・ヘルス社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤 務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供してい ます。

Financial Health
PO Box 87411, Meadowbank, Auckland 1742, New Zealand
Tel & Fax: 09 578 0792
Mobile: 021 968 968
E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
Website(日本語): http://www.hokennz.com/
Website(英語): http://www.financialhealth.co.nz
A disclosure statement is available on request and free of charge.