ボーダーが開き、観光客をはじめ留学生、ワーホリさん、移住者さんも増えてきましたね!今回は世界でも持ち込み品が厳しいニュージーランドの入国審査時の注意点をご案内します。
ニュージーランドの税関チェックの注意点
どこの国でも入国する際には入国審査があります。
審査の流れとしては
「到着→入国審査→荷物の受け取り→税関→入国」
島国であるニュージーランドは自国の農畜産業を守るために、動物・植物検疫(食料品含む)を厳格に行っています。しかしながら、ニュージーランド第一次産業省から輸入禁制品・制限品の既定リストは一般に公表されていません。
よって私個人や友人・知人からの経験談、ネット上の情報から持ち込みが禁止、または危うい?品を調べてみました。
一定の基準の下、現場検疫官の判断に委ねらる部分もありますので以下が「すべて正解」では無いことをご了承ください。では、ニュージーランドへ入国する際の「持ち込み品」をジャンル別にチェックしてゆきましょう。
ニュージーランド持ち込みNG食品
【持ち込み禁止と思われる食品】
- 生肉、生魚
- 卵、乳製品
- 野菜、果物
- ハチミツ、蜂製品(プロポリス、ローヤルゼリー、ビーポーレン等)
- 種子類、ナッツ類
【要注意!食品】
- 種が入っている加工食品
- 卵や肉の加工品
→梅干し等が該当しますが、市販のラベルが貼付されて加工処理がきちんと完了していると分かる物(種から発芽しないと確認できる)であればOKかと思われます。(ただし、現場検疫官の判断による)「手作り品」の持ち込みは避けましょう。
生ではなくとも加工されている卵、肉製品もNGになる場合があります。例)インスタント、カップラーメンに含まれる乾燥卵、加工肉など
あらかじめ製品の表示をしっかりチェックしておきましょう。
【うっかり手荷物で持ち込み食品】
スーツケースに入れる食品は完璧にチェックしていたのに…機内持ち込みのバッグの中に「うっかり忘れていた食品」入っていませんか?
知人は「食べかけだったツナマヨおにぎり」や「子供が食べ残したバナナ」がバッグの中に入っていたのをチェックされて罰金を支払ったそうです。
荷物検査には動植物検知犬も配備されていますので、飛行機から降りるときにバッグの中の確認も忘れずに。
荷物検査に向かう途中に破棄できるゴミ箱も設置されていますので、忘れずに捨ててゆきましょう。
ニュージーランド持ち込みNG衣料雑貨品
【持ち込み禁止と思われる衣料雑貨品】
- 原毛、毛皮、羽毛がついているもの
- 骨、樹皮、貝殻、藁などが含まれるもの
【要注意!衣料雑貨品】
- メーカーが加工して仕上げている皮製品は問題ありませんが、手作りで羽根や毛皮、樹皮などを飾り付けている衣料品やアクセサリは要注意です。
【うっかり手荷物で持ち込み衣料雑貨品】
ニュージーランドやオーストラリアは生物防疫上の危険物に非常に厳しい検疫があります。
野外活動、または牧場・農場で使用し、動物、植物あるいは水に触れた用具は、すべて申告の義務があります。
いちばん注意して欲しいのは靴や衣類、キャンプ用品などに付着した「土や泥、草、種子」
登山靴や長靴、ジャケットやテント類、釣り道具などを持ち込む際はきちんとクリーニングしておきましょう。
ニュージーランド持ち込みNG品(その他)
【持ち込み禁止と思われる品】
- 道徳上問題のあるフィルム、ビデオカセット、DVD、雑誌等
- 木製品(無塗装の板など)
- 植物及び種子(野菜・花の種)、球根類
- 医薬品用の乾燥食物製品(薬草など)
- 園芸用の土壌、肥料
【うっかり手荷物で持ち込み品】
前項と同じ理由ですが、園芸道具の持ち込みには注意してください。
私は日本の「剪定ばさみ」を持ち込んだ際、X線検査でチェックが入りスーツケースを開けて品物を見せるように言われました。
検疫官は植物を切った際の土や生物培養物の付着を懸念してのチェックだったと思います。
剪定ばさみは綺麗に拭きあげ、なおかつ買ったケースに入れなおして荷物に入れていた為、厳重なチェックまで回されずに済みました。
もし、汚れが見つかった際は検査にもっと時間がかかったと思われます。
愛用の道具をどうしても持ち込みたい時は、念入りにクリーニングするか、または新品を購入して持ち込みするくらいの方がスムーズに入国できるかもしれません。
まとめ
以上、日本国外務省およびネット上の情報や体験談から、NZ持ち込み禁止品をまとめてみました。
ご案内したとおり、ニュージーランド第一次産業省からの輸入禁制品・制限品の既定リストは一般に公表されていません。
そのため、どうしても事前に持ち込み品を確認しておきたい場合は駐日ニュージーランド大使館などのニュージーランド関係当局へ問い合わせをおすすめします。
「たぶん大丈夫」「きっとバレない」などの軽い気持ちで申告しなかったり、荷物に入れてしまわないよう、くれぐれもご注意ください。
最近では日本の食品はNZでも手に入るものがたくさんあります。
余計な荷物を増やさず、まずはスムーズに入国して、楽しいニュージーランド旅行&暮らしをスタートしてくださいね♪