今回は、このパンの由来と簡単レシピをご紹介します。
ホットクロスバンズとは?
イースターはイエス・キリストが磔刑になって3日目に復活したのを祝う「復活祭」
基本的に「春分の日の後の最初の満月の後にくる日曜日」となるため毎年日付の変わる移動祝日です。
今年は満月が4月6日でしたので…その週末金曜日がGood Friday、Easter Sunday、Easter Mondayとなりました。
このイースターに十字の模様が入ったパン(Bun)を食べるようになったのは14世紀に英国の修道士がGood Fridayに貧しい人々にこのホットクロスバンズを分け与えたのが始まりとされています。
ただ、サクソン人がエオストレ(Eoster)と呼ばれる春の女神を敬い、パンに十字の印をつけたものを食べていた、との説もあり、クロスバンズ自体は14世紀以前からあったようです。
簡単ホットクロスバンズ*レシピ
一般的なホットクロスバンズにはスパイスやドライフルーツが入り、少し甘めの食事パンです。
卵・乳製品を使わない、という説もありますが、今では卵やミルクを使ってリッチに焼き上げるレシピも多くあります。特に「これは必ず入れる」という材料はありませんが、カランツや柑橘系のピール(オレンジやレモン)を入れるのが私的にはオススメ。
今回は卵なしレシピをご紹介します。
ホットクロスバン(材料)
【材 料】
- 強力粉・・・300g
- ドライイースト・・・6g
- ココナッツオイル・・・10g
- ゴールデンシュガー・・・30g
- 塩・・・ひとつまみ
- 豆乳・・・180㏄
- スパイスミックス・・・4g(シナモン、ナツメグ、クローブ等お好みで)
- ドライフルーツ・・・60~100g(カランツ、サルタナ、クランベリー、オレンジピール等お好みで)
>ホワイトクロス
- 小麦粉・・・25g
- 好みの砂糖・・・5g
- 水・・・18g
>グレイズ
- 好みの砂糖・・・大さじ1
- 水・・・大さじ1
ホットクロスバン(作り方)
1.バンの材料を全てブレッドメーカーに入れて生地生成(ドライフルーツは後半に投入)
もしくは大きめのボウルに人肌に温めた豆乳、イースト、砂糖を入れ、よく混ぜて10分→ココナッツオイル(溶かしたもの)、強力粉、スパイス、塩、ドライフルーツを順に入れてよく混ぜ合わせる。
2.1の生地を台の上に出して10分こねる。
3.丸めてボウルに戻し、ラップをして1次発酵(35度で60~90分位)
4.3を打ち粉をした台に出し、好みの数に分割(9個もしくは16個)して丸め、固く絞った布巾をかけて20分ベンチタイム。
5.ベイキングシートを敷いた型に丸めなおした4を並べて2次発酵(35度で45分位)
6.粉をつけた指で生地を押してみて、ゆっくり戻ってくるようだったら発酵完了。オーブン余熱180度。
7.ホワイトクロスの材料を混ぜ、絞り袋に入れて発酵した生地の上に十字を描いてゆく。
8.7をオーブンに入れて約20分焼く。焼いている間にグレイズを作っておく(砂糖、水を煮立たせてシロップに)
9.焼き上がったらすぐにグレイズを刷毛で塗る。
ブレッドメーカーがあれば、かなり簡単に出来ちゃいます。
手ごねでも、そんなに難しい生地ではないので、是非来年のイースターに挑戦してみてくださいね♪