2022年11月から始まった入国手続きオンラインサービス「Visit Japan Web」を利用してスムーズに日本へ一時帰国!実際に帰国中の筆者が出入国の準備・手順と注意点をご案内します。
2022-2023日本一時帰国の準備手順と注意点
約3年あまり続いているコロナ禍で、ニュージーランドほか国境(ボーダー)を開いている国もあれば、日本のようにまだ一部規制が残る国もあります。
今回、日本へ一時帰国した筆者がNZでの出入国の準備や手順を実体験を元にお伝えします。
日本一時帰国の準備手順
- ワクチン接種証明(3回以上)or PCR検査
- Visit Japan Webアカウント作成・登録
- NZ出国手続き
- フライト乗り継ぎ
- 成田到着⇒検疫・入国審査・税関
では、ひとつずつ見てゆきましょう。
ワクチン接種証明 or PCR検査
各国がボーダーに関する規制を緩め、ワクチン証明書やPCR検査を義務付けしなくなってきている中、日本政府は未だ規制を続けています。
- 2022年11月から施行されている入国許可者は
- ・ワクチン接種3回以上
- ・出国前72時間以内のPCR検査陰性
つまり「ワクチン接種2回以下」や「未接種」の日本入国予定者は全員PCR検査を受け「陰性証明書」を入手する必要があります。
ワクチン接種3回以上の方は証明書を後述するVisit Japan Webへ登録すればOKです。
2回以下もしくは未接種の方は海外渡航用のPCR検査を受けられる施設を予約しましょう。
- 私はNZ全国に展開する↓Rako Scienceで予約して検査を受けました。
- 検査予約サイトhttps://rakotest2fly.com/
Standard test と 最速6時間以内に結果がでる Urgent test がありますが、スタンダードでも当日の深夜までに結果がメールで来るので特に急ぎではないなら、問題ないでしょう。
出国72時間前の検査結果から有効です。出国手続きはオークランド経由で成田に飛ぶ場合でも国内初乗り時に行います。よって有効なPCR検査は、例えばクライストチャーチ発日曜早朝6時の場合、3日前の木曜日午前中位から検査を受けることができます。
ただし、飛行機の遅延の可能性もありますので、あまり早すぎない方がよいかもしれません。(私は木曜日午後の検査を予約して受けました)
検査は自分でスプーンを使って唾液をとり、小さな容器に入れて提出します。
- 予約時のメールでも説明がありますが
- ・検査1時間前までの飲食・歯磨き・タバコは可
- ・検査30分前までの水の摂取は可
- それ以降(検査30分前~検査直前まで)の飲食は全て×ですので注意しましょう。
検査を受ける際にはパスポートの提示と、メールアドレスや連絡先(携帯番号)の口頭確認があります。
特にパスポートは忘れないように注意してください。
検査後、当日の深夜までにテキストで検査結果、そしてメールでは電子版の陰性証明書が届きます。
検査受付時に日本への入国であることを伝えておけば日本式のフォーム↑で作成してもらえて、その証明書も別メールで送信されてきますので、次項のファストトラックでの申請時に使うことができます。
Visit Japan Webアカウント作成・登録
2022年11月から日本入国の際の新しいオンラインサービスが始まりました。
『Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)』
- 解説サイト
- https://vjw-lp.digital.go.jp/
- 新規アカウント作成・ログイン画面
- https://www.vjw.digital.go.jp/main/#/vjwplo001
Visit Japan Web(以降VJWと省略)はアプリではありませんので、ブラウザを開きインターネット上でアカウント作成・ログインして登録する必要があります。
こちらのアカウントは事前に作成しておけますので、出発間近にバタバタと登録するよりは先にアカウントだけ作っておいて、PCR検査結果が出たらすぐにアップロードできるようにしておくとよいでしょう。
●アカウント作成(利用者情報の登録)
メールアドレスとパスワードを設定して、まず自分のアカウント(利用者)を作成。
個人情報を登録すると「同伴家族」を追加登録することができます。
●旅行スケジュールの登録
今回の入国・出国の予定を「+新規登録」ボタンをクリックして作成します。
これ以降は、このスケジュール内に入力してゆくことになります。
フライトの日時・便名を往復路とも登録しましょう。
●検疫(ファストトラック)と税関申告の登録
ファストトラックとは、入国前に必要な証明書などを登録しておいて、空港到着時にスマホ画面を見せてスムーズに手続き・移動ができるサービスです。
登録する内容はコチラ↓
①パスポート内容
②Web質問票
③ワクチン接種証明書
④PCR検査証明書
③はワクチン接種3回以上の方は証明書をアップロード。2回以下もしくは未接種の方は「無」で次の④でPCR検査証明書を登録します。
それぞれアップロード後は、VJWの方で審査があります。
審査完了して画面が青色に変わったら、念のためにスクリーンショットを撮っておきましょう。(空港でネットに繋がらない場合があるため)
NZ出国手続き
今回エアニュージーランド航空のクライストチャーチ早朝便5:45am発のフライトのため、空港に2時間以上前に到着しましたが、受付は4amからのため30分以上待ちました。
しかしながら現在、日本行きのチケットは自動発券機でチケット発行できないため、なるべく早くグランドスタッフをつかまえて発券してもらう必要があります。
スマホ画面でファストトラックの青色画面(QRコード)を見せるか、プリントアウトしたものを提示して発券してもらいましょう。
スタッフ数が限られるためタイミングによっては、かなり待つこともあります。
フライト乗り継ぎ
現在、エアニュージーランド航空の成田行きはオークランド空港発のみです。
そのため、NZの他都市からの利用者は国内便でオークランド国内空港へ到着してから同国際空港へ移動する必要があります。
このオークランド発、成田行きの便は最近遅延も多いようですので、成田到着後に日本の国内線に乗り継ぐ予定の方は、ご注意ください。
私の便も2時間遅れのフライトで、成田到着も1時間半以上遅れました。
成田到着⇒検疫・入国審査・税関
成田空港に到着後、検疫に移動する間にファストトラックを確認するスタッフが立っていますので、青色画面のQRコードを見せるか、もしくはプリントアウトしたものを提示しましょう。
スタッフが確認後↑の黄色の用紙(健康カード)を渡されますので、以降はそれを提示すればスムーズに移動できます。
入国審査もパスポート認証のゲートで入れますが、免税で買い物される予定の方は必ず入国のスタンプを押してもらうのを忘れずに!
預入荷物がある方は、ここでスーツケース等をピックアップ。
その後の税関申告ではQRコードを提示する列に並んでもOKですが、機内で記入した申告書(携帯品・別送品申告書)を見せて従来通り通関する方が早い場合もあります。
双方の列の状態を見て並ぶことをオススメします。
税関申告が完了すれば、晴れて到着ロビーに出ることができます。
お疲れ様でした!
しかしながら…まだ、ちょっと安心はできません;
コロナの影響で成田空港発着のバスが運休になってる方面があります。
実際、私も実家方面の高速バスが全面運休になっているため、急遽、東京駅に出て電車で帰ることになりスーツケース3個を引きずって、なかなか大変な移動でした。
成田到着後の交通機関も事前に調べておいて、もし運休しているようなら代替え手段を考えておきましょう。
久しぶりの日本帰国が楽しい旅行となりますように♪
※本情報は2022年12月22日時点の情報となります。