寒いニュージーランドを自家製ハーブティーで乗り切れるか
冬が近づいてきたニュージーランド。我が家は壁も薄く、特に朝晩の冷え込みは堪えるものがあります。暖房・断熱などいろんな対処方法はありますが、今回は体の芯から温まるハーブティーで暖を取る方法を紹介したいと思います。
それは、「ローズマリーティー」!
ニュージランドでは比較的安価でも売っていますよね。
なんでも「若さを取り戻すハーブ」として古くから親しまれていたそうです。
我が家には前に住んでいた方が植えてくれていました。植えられたローズマリーは風通しがとっても大事。すぐもじゃもじゃになってしまうので、定期的に剪定してあげたほうがいいそうです。
さて、剪定ついでにハーブティーに挑戦してみようと思い、多めにチョキチョキ。調べてみると乾燥してから利用する方法と生のままでお茶にする方法があるそうです。今回は料理にも利用したかったのでドライにしてみます。また、生よりも乾燥させた方が苦味を感じにくくなるとのこと。
乾燥方法は天日でじっくりか、手軽に電子レンジでもできます。太陽はすでに夕方に近づいてしまっていたので電子レンジを使用。洗ったら軽く水気をとり、キッチンペーパーの上に並べたら500Wで約3分間。指で枝をなぞれば気持ちいいほど枝からポロポロと葉だけが落ちていきます。我が家の幼稚園児も夢中になってお手伝いしてくれました。作業中もローズマリーのいい香りに包まれて優雅な時間が流れます。
枝をなぞっても葉が取れてこない場合は乾燥が足りないので、様子を見つつ10〜30秒追加してみてください。
ある程度溜まったらティーポットに入れ、お湯を注いで数分間。少し黄色くなるまで待ちます。
ローズマリーの爽やかな香りにホッとする、ハーブティーの出来上がりです。
実際に飲んでみたところ、味は最初少し薬っぽいかな…と感じました。個人的に漢方など効きそうな味は大好きなので、香りも味もとてもいい感じで気に入りました。ハマりそうです。
味が苦手かも、という方は砂糖やはちみつを入れると飲みやすくなります。
さて、気になるローズマリーティーの効果としては以下のようなものがあるそうです。
- 血液循環を促し、疲労回復や冷え、むくみ、肩こり、血行不良による頭痛に効く。
- 脳を活性化させる働きがあり、記憶力や集中力を高める。
- 心身を活性化させますので、うつ気分や、やる気が起きない時にも利用できる。
- 消化器官にも刺激を与え、消化を促したり、胆汁を分泌を促す。
なお、血行促進による子宮収縮の作用もあるそうなので、妊娠中の方はあまりおすすめしないそう。高血圧の方も多量、長時間に利用することは避けた方が良いとのことです。
ハーブティーの他にも、入浴剤にしてお風呂のお湯に入れて入浴したり、冷ましたハーブティーを化粧水として顔やボディに使用するのも効果的とも言われているそうです。
もちろん、ジャガイモとの相性も抜群!ローストポテトに添えるだけでグッと料理の格が上がります。
美容と健康にも良く、味も香りも良いローズマリー。
少しだけでも料理など利用方法はたくさんあるので、植木鉢で一株栽培しておくのもいいかもしれません。