みなみじゅうじ座(呼び名:南十字星)に代表されるような、ニュージーランドなどの南半球で見える星座には何があるかご存知ですか?
星座の数
星座の数どころか形、名前までもが国や時代によって違っていました。ありがちなのがある国の国王の名にちなんでとか付けられて、他国がそれを認めなかったりと。そうして星座が乱立した時代もありました。そこで20世紀の始め(1928年)に国際天文学連合が決めたのが88星座です。現在はこの88が現代の一般的な星座数となっています。
そのうち、27星座が南天にある星座です。南天の星座でも日本の沖縄とかで見えるものもあります。
日本では見えない南半球の星座
以下は日本では見ることのできない9星座です。(なまえ順)
カメレオン座、くじゃく座、テーブルさん座、とびうお座、はえ座、はちぶんぎ座、ふうちょう座、みずへび座、みなみのさんかく座。
聞きなれない星座が多いですね。どれも、天の南極付近の星座なので、日本では馴染みがありません。でもせっかく南半球に居るのですから、南半球で見れる星座を見たいですね。ニュージーランドでは、暗い星までも結構見えたりするので、いろんな星が見えすぎて、かえって星座が見分けられない!ってこともあるようです。
みなみじゅうじ座以外の星座を探してみよう!
ケンタウルス座
みなみじゅうじ座の見つけ方は、みなさんご存知ですよね?!南の空を見上げると、2つ明るい星のポインターを横に伸ばせば、みなみじゅうじ座の左の星というのが有名ですが、そのポインターと呼ばれる星たちは、みなみじゅうじ座を囲むように位置する「ケンタウルス座」の前足なんです。ほら!もうケンタウルス座見えますね?
はえ座
もともと「ミツバチ座」だったらしいです。この後で紹介する、カメレオン座に合わせて「はえ座」にされたとか。「ミツバチ」のほうが親しみあるのに(泣)。この星座は、みなみじゅうじ座の下を、さらに天の南極のほう、つまり下(みなみじゅうじ座が上下正しく見えている時の)に視点を移動させると見える星座です。
カメレオン座
はえを狙って、口を開けているのが「カメレオン」です。みなみじゅうじ座から、南に「はえ」。さらに南に視線を移せば「カメレオン」です。そのすぐ南が天の南極になります。
はちぶんぎ座
天の南極を含む星座が「はちぶんぎ座」です。「はちぶんぎ」って聞きなれないですが、天体や水平の方向の角度を測るための道具「八分儀」のことです。
みなみじゅうじ座を見つけることができれば、これだけ一気に見つけられます!実際には、カメレオン座は暗い星で構成されているので、見にくいのですが、本物のカメレオンのように回りに同化しようとしているのでしょうか。面白いですね。
テカポ湖の星空
ニュージーランドのテカポ湖では、星空を世界遺産にしようとしているほど、星空が綺麗に見えます。特に冬は空気も澄んで、まさしく息を呑むくらい綺麗な星空です。天体観測所もあり、まさしく星座を見るには絶景ポイント間違いなしです。
鑑賞ツアーもありますので、厚着してお出かけしてみてはいかでしょうか?
テカポ星空鑑賞ツアー $140
http://tour.arukikata.co.nz/tekapo-star-watching.html