最近日本でもニュージーランド製の自然派製品が販売され、世界でもいち早くビニール袋の廃止を取り入れるなど、ニュージーランドの環境に対する意識はとても高いです。今年クライストチャーチで開催されたGREEN EXPOでは知らないブランドの方が多いのではないかというくらいたくさんのニュージーランドブランドがあることに驚き、そこで感じたことをお伝えしたいと思います。
スーパーフード、HEMP(ヘンプ)
たくさんのブースでHEMPという文字があり、何だろうと思っていたら一緒に行った友人に食べられる方の大麻だよと言われびっくり。調べてみるとその通りで麻であり、スーパーフードとして注目されています。必須脂肪酸、必須アミノ酸、高タンパクと栄養価が豊富。乾燥したヘンプシードの他にサプリメント、スムージーやベイキングに混ぜられるパウダー、オイル等がありどれも手軽に取り入れられるので是非見つけた際は試してみてください。
使い捨てを減らすためにできること
今回新たに発見した商品はそのままオーガニックのごみ箱に入れると溶けるごみ袋、竹やコーンスターチの持ち手の歯ブラシ、ステンレスのマイストロー、フードラップのかわりに使える楼でコーティングされた布ラップなどがありました。
ただ、長く使うことはいいことですが衛生面も考慮したいと思いました。例えばステンレスストローや布ラップ。洗浄が不十分だと不衛生になりお腹を壊してしまう可能性もあるのでしっかり洗浄する必要があります。また歯ブラシはプラスチックより丈夫なので、1年使えると聞きましたがこちらも衛生面と穂先のダメージによる洗浄力を考えると定期的な交換が必要かなと思いました。
しかし歯ブラシは廃棄する時、土に埋めると数カ月かけて分解されるそうで処分する時もエコだったり、布ラップは異なるサイズと柄が1セットになっていてどれも素敵な柄で発想がすごく面白いですよね!
動物との共存
動物について考えるブースもいくつかあり、動物実験をしないコスメブランド、動物性の物を使わないヴィーガンフード、またファームで狭い檻に入れられた動物たちを見るVR体験、署名運動もありました。全ての人がヴィーガンになることや一切の動物実験を廃止することは現状不可能ですが、お肉や牛乳などを頂くことに感謝しできるだけ食べ残しを減らしたり、毛皮製品はフェイクのもので十分楽しめます。またニュージランドでは添加物が入っている為食パンをカモにあげるのも禁止になったように、動物たちが幸せに暮らせるよう今一度私たちの暮らしを見直してみましょう。
今取り組むことは未来に繋がります。よくカフェに行くならマイカップを持参して紙コップを使わないなど小さい取り組みも積み重なると大きくなります。GREEN EXPOは新たに私たちができることを知るとてもいい機会でした。来年も開催された際は是非行きたいです。